旅日記(オススメレストランやホテル情報もあり) 今月のお土産プレゼント 店主のつぶやきBlog 店主のひとりごと イタリア語のお勉強中の方へ ミラノ情報・2003年〜2005年 美味しいレシピ満載です! リンク集 フィレンツェのホームステイをご紹介しています お買い物代行承ります 翻訳サービスはじめました 直接商品をご覧いただけます
 
HOME > ミラノ情報
 
 
<スカラ座が修復中の今、ミラノでオペラ鑑賞を楽しむには?> (2004/02/02)   <バックナンバー>

現在、スカラ座は修復工事の真っ最中。噂によると今年の12月には工事も終了するとのこと。では、それまでの間ミラノでオペラやコンサートを楽しむ場所は? 実は郊外にある「Teatro degli Arcimboldi」に場所を移して、日々公演されているのです。
先日、私もオペラ「Turandot」を観て来ました。内容は専門家の解説に任せるとして、ここでは、この「Teatro degli Arcimboldi」でオペラやコンサートを見る方法をご紹介します。
この会場の場所は、地下鉄M1(赤線)の「Precotto」駅から歩いて10分ほど。でも、郊外の寂しい街並みの中なので、できればより安全で確実な交通手段で着きたいもの。もし、事前に公演のチケット予約が済んでいれば、地下鉄「Duomo」駅前から、送迎無料バス(Navettaといいます)が出ています。乗り場は、「Duomo」正面のタクシー乗り場横。「Teatro alla Scala」のバス停が目印です(写真参照)。バスは公共のオレンジ色のバスと一緒で、行き先が「Teatro」となっています。18:45から19:00までの間、5分おきに発車しています。約30分の道のりなので、公演時間に合わせて利用するといいと思います。公演後も、このバスは会場前から地下鉄M3「Sondrio」駅、M2「Gioia」駅、M1「San Babila」駅を経て、「Duomo」まで戻ってきます。「Duomo」の到着場所前は、行きと同様タクシー乗り場なので、そこからホテルや目的地まで戻ることが可能です。
次にチケットの購入方法ですが、今回私はインターネットで購入しました(www.teatroallascala.org)。公演の10日前以上だったら、郵送(イタリア国内)してくれますが10日を切っていたら、当日、会場の「Biglietteria(切符売り場)」もしくは、「Duomo」駅地下の「La Biglietteria Centrale」というスカラ座のチケット販売窓口で引き取ることが可能です。ミラノでの滞在予定のホテルに郵送してもらったり、当日までに自分で窓口で引き取ることができます。また、ミラノ到着後、チケットを購入したい場合には、前述の「La Biglietteria Centrale」もしくは、「Museo Teatrale del Teatro alla Scala」(Corso Magenta 71)のコーヒーショップ横「Ticket Office of Teatro degli Arcimboldi」の窓口で購入することが可能です。チケット代ですが、今回は30ユーロから114ユーロのチケットがありました。値段は公演によりますが、日本同様、座席によっても変わります。インターネットで購入する際は、座席の位置も指定できます。
ちなみに会場の様子ですが、まず観客の服装。先日のオペラ公演を見る限りでは、ドレスアップである必要はありません。ジーンズやトレーナーといったカジュアルな服装でなければ大丈夫です。もちろん、ドレスアップでも構いません。2階には軽食が食べられるスペースがあります。トイレは各階(3階席まであります)に完備されています。座席までは、場内係りの方が案内してくれます。日本人のお客様が多いのか、片言の日本語を話してくれます。座席番号は自分の座る椅子の背もたれを見てください。前の椅子と番号が一致していません。各座席前には、字幕用の画面がついています。英語もしくはイタリア語の字幕です。
行く前まで、私は敷居の高い「オペラ鑑賞」と思っていたのですが、意外とスムーズに気楽に観られるものだと実感しました。皆様にもミラノ観光のひとつに、本場の「オペラ鑑賞」をぜひお薦めしたいと思います。
「Duomo」前の無料送迎バス乗り場。「Duomo」正面の真向かい、マクドナルド前にあります。
会場の「Teatro degli Arcimboldi」正面。とても新しくきれいな建物です。
会場横の「Biglietteria」。こちらで、当日のチケットの引き取りができます。
会場内、座席前にある字幕用画面。イタリア人も、イタリア語の字幕を見ていました。