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<第42回 ひと工夫でひと味違うイカ墨パスタに!> (2010/01/01) <バックナンバー>

"イカ墨パスタ"あの真っ黒で独特な磯の味わいは私の憧れのパスタ料理の1つでした。レストランでしか味わえない、とっても手の込んだ技術のいる料理だと思っていましたが、実は、”ただ和えればいい”ということをイタリア在住時に知りました。それ以来、手ごろな値段で日持ちする「袋入りイカ墨」を買い置きしては、お客様に出してみたり、日本へのお土産にしています。
イカ墨の墨は「Seppia/セッピア(墨イカまたは甲イカ)」と呼ばれる、胴体の丸い比較的小ぶりな種類のイカから取れるものが主流です。イタリアのスーパーや魚屋さんで新鮮な「Seppia」を見つけると、店員さんが丁寧に内臓部分からイカ墨を取り出し、いらない内臓を掃除して下準備をしてくれます。そのイカとイカ墨を持ち帰り、実際の料理に活用します。 私のレシピでイカ墨パスタの一番ベーシックなものは、「ペペロンチーノ(赤唐辛子とにんにくのパスタ)」の最後にイカ墨を和えるというものです。アンチョビをちょっぴり加えたり、最初ににんにくと玉ねぎのみじん切りを炒めて一緒に和えたり、イカを一緒に炒めたり、プチトマトを加えたり、というのもひと工夫でしょう。更に、もっとイカ墨の濃厚さを楽しめる食べ方としては、トマト缶のトマトソースと一緒に和えるというものです。トマト缶は、ホールやチョップされている生に近いトマトではなく、パッサータと呼ばれる火を通し裏ごししてあるソース状のものを使います。

<材料> 4人分 
<所要時間>
 約15分(パスタのゆで時間含む)

・ロングパスタ(できれば幅広のソースが絡みやすいもの) 250g
・トマトソース 200cc 
・イカ 200g 
・にんにく 1片 
・玉ねぎ 1/2個
・イカ墨 ビニール袋入り 4g×2袋
・砂糖 小さじ1 
・赤唐辛子 1本 
・白ワイン 少々
・オリーブオイル 少々
・お好みでイタリアンパセリのみじん切り

1) パスタを茹でている間に、みじん切りした玉ねぎとつぶしにんにく、赤唐辛子を オリーブオイルでゆっくり温め香りを出す。

2) 一口大に切ったイカを加え炒め、白ワインを加えて火を通す。
3) 2)からにんにくと赤唐辛子を取り除き、トマトソースと砂糖を加える。
4) 茹であがったパスタを3)に混ぜ、最後にイカ墨を加えて混ぜる。

パスタを茹でている間にささっと手早く作れます。トマトソースの濃厚さと甘みがイカ墨の旨味を増長させ、磯臭さが減りつつも香りが楽しめる一品となっています。
また、ペストジェノベーゼソース(バジルと松の実、チーズが入った緑色のソース)を使ったパスタの最後にイカ墨を加えるというのも、イタリア人が楽しむ食べ方の1つ。ビニール袋入りのイカ墨を使う場合には、4gの一袋が2人分という目安があるといいでしょう。ぜひ、イカ墨をもっと身近に楽しんでみてください。

                             
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