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初めてのホームステイ<13/Ottobre(10月)/2002> a Firenze <2002年10月13日(日)>

そろそろイタリアに行く季節だわ....と、今年3度目の渡伊を目前にして、今回はちょっと違うことをしてみたくなりました。
もちろん、買い付けがメインの目的なんだけど、いつもと少し違うこと........
で、思い立ったのが、”初めてのホームステイ”。
イタリア語力の上達と(1週間では知れてるでしょうが...)、勉強意欲の刺激、イタリア人の素の生活も見てみたい.....
よしっ、決定!
すぐにネットで検索して、色々検討した結果、フィレンツェにある団体にまずはメールで問い合わせをしてみることに。
NEW ITINERARIES(ニューアイティネレラリーズ)

ちゃんと日本人の窓口の方がいて、何度かメールのやりとりをした後、フィレンツェのチェントロ(中心街)に住む1人暮らしのシニョーラ(女性)のお宅にステイすることとなりました。

今回はいつもよりも早くエアーチケットを手配したにも拘わらず、とーっても混んでおり、結局ヴァージンアトランティックだけが取れたのですが、フィレンツェに入る便がないためロンドンを経由してミラノに前泊、翌日朝、列車でフィレンツェに入りました。ヴァージンは初めてですが、評判通り機内食がおいしー♪エコノミーでもアメニティポーチ(歯ブラシやアイマスクなど)付き。旧い機体でも清潔感があって、かなり好感触。

今回お世話になる”ニーデ”のお宅は、ドゥオーモにほど近い場所にあるアッパルタメント(マンション、アパート)にあります。
昼前にサンタ・マリア・ノヴェッラ駅に着き、どきどきしながら向かいます。
インターホンを鳴らした後、1回の入口まで迎えに出てくれたニーデは、”ヨ〜コ〜!”と言って、ヒッシと抱きしめてくれました。きゃ〜うれしい♪♪
今回使わせていただいたシングルベッドルーム。
隣にはプライベイトのバスルーム(バスタブ付き!)もあります。
とってもカリーナな(カワイイ)部屋。

ちょうど前日から、ドイツ人のアンジェリカ(50代)もイタリア語を学びにホームステイに来ていて、(なんと三国同盟だ!?)ワクワクするステイ生活の始まりです。

▲まずは、3人で、サント・スピリト広場で日曜日に開かれるメルカート(市場)へ。
小さな広場ですが、たっくさんの露店でいろんなもの、食器からアンティークの家具やガラスやポスター、古着にリネンに香水などなど、けっこう優れモノがたくさん出ていました。
お天気もいいし、ぷらぷらっと見ているだけでとーっても気持ちがいい。
右の写真は、色とりどりのフルーツのカンディト(シロップ漬けしたもの)。


. 寄せ木細工のような美しいファサードを持つ、サンタ・マリア・ノヴェッラ教会。駅を降りるとすぐに目に飛び込んでくるのはこの教会の後陣。
正面に広がるサンタ・マリア・ノヴェッラ広場では、大勢の人が気持ちよさ気に思い思いに過ごしています。
ニーデのお家のキッチンは、彼女が好きなビアンコ(白)が基調。
大きな窓からは柔らかな日差しと優しい風。天井が高くて開放感あふれる、まさに女性たち憧れの空間。
食器棚やその中にどしどしと積まれた食器たち、壁に飾られた色とりどりの絵皿などがアクセントになっていて、食欲までそそられます。
最初のプランツォ(ランチ)は何かなぁ〜。

トマトやリコッタチーズを細かく切って、トスカーナの素朴なパンに乗せ、バジルとオリーブオイルもかけていただくブルスケッタ。写真は、ペッシェペルシコ(白身魚)に、パン粉とオリーブオイルと塩とマーポ(ちっちゃいみかんみたいなの)とレモン汁をまぜたものをつけてオーブンで焼いたもの。
この地で食べるトマトやリコッタ、パン粉までもが感動的に美味しい。ニーデ曰く、”私もスシは大好きだけど、日本で食べるスシの方が断然美味しいワ!”仰るとおりです。はい。
ちなみに、ニーデのお料理の基本は、モルト ヴェローチェ、モルト ファーチレ!(とっても速くてとっても簡単!)だそうです。でもそれだけじゃなくて、モルト ブオーノだよ〜

イタリア語の初歩の初歩を勉強中のアンジェリカと、まだまだイタリア語の理解力に乏しい私と、3人会話が噛み合わないなりにもなかなか楽しいプランツォを終え、最初のレッスンを2時間ほど受けた後、夕方近くにニーデと一緒に散歩にでました。
案内してくれたのは、ミケランジェロ広場の更に奥に位置する、サン・ミニアート・アル・モンテ教会。
白と緑の大理石で覆われたファサードは、ドゥオーモとサンタ・マリア・ノヴェッラ教会の次くらいに美しいかな... 内部の天井の木製の梁や天蓋のキリストのモザイクは、シチリアのモンレアーレの教会に似ています。床の大理石の装飾も印象的。
少し小高い丘の上にあるので、フィレンツェの町並みが一望できます。
どの角度から見ても、惚れ惚れする美しさ。
チェーナ(夕食)は、メーラ(リンゴ)とマーポとメローネ(メロン)のフルーツがたっぷり入ったインサラータ(サラダ)のバルサミコ酢ドレッシングかけ。
ポッロ(チキン)のミートローフのポモドーロ(トマト)ソースかけ。メランツァーネ(茄子)のグリル焼き。ストラッキーノという名の柔らかいチーズ。
もうどれもコレもトゥット ブォニッシモ!!(全部 最高!)
これがイタリアの家庭料理なのね...いい、いい...しみじみ...

  右がアンジェリカ。左がニーデ→
ニーデはとっても飾り上手。
いっろんなものがあっちこっちに飾られているのだけど、雑然としてなくて、統一感もあって美しいし、なんてったって見てるだけで楽しいです。バスルームの天井近くには、コレクションの木製のカラフルなおもちゃ類を。ガラス棚には、ガラスの食器やオブジェ、グラス類を。洗面台の周りにも、使い差しの膨大な量のリップやマニキュア、香水の瓶がたんまり。でもきれいなんだなぁ

夕食の後は、テレビを見ながら、分かる範囲で会話を楽しみます。
こうして緊張のホームステイ第1日目は無事に終えたのでした。

*Firenzeの過去の旅はコチラ!2000年7月2001年10月2002年4月
                           

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