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初めてのホームステイ<16/Ottobre(10月)/2002> a Firenze <2002年10月16日(水)>

4日目にして早くも頭の中がパンク状態なのか、朝起きた瞬間から、イタリア語が口から出てこないし、耳にも入ってこない。疲れかなぁ....
朝食の後、午前中はアンジェリカのレッスンがあるので、私は1人でお散歩に行くことに。
今まで、行きたいと思いつつなぜかまだ訪れていなかったサンタ・クローチェ教会に足を伸ばします。

▲だだっ広くて穏やかな空気に包まれたサンタ・クローチェ広場いっぱいに面して、サンタ・クローチェ教会は建っています。ファサードは、色とりどりの大理石で装飾され、幾何学模様の迫力とエレガントさを持ち合わせています。ファサードの迫力と同様に、内部も3廊式の大きな明るい空間で圧倒されます。この教会は、たくさんの文化人の墓や記念碑があることでも知られていて、ミケランジェロ、レオナルド・ブルーニ、マキャベッリ......と両側廊にお墓がずらり。中央礼拝堂の脇には、ジョット作の有名なフレスコ画があるのですが、600年も前のもので損傷がかなり激しく、まさに修復中でした。私はなぜか、この修復中の現場を見るのが好きです。レスタウラトーレ(修復士)達の手さばきは、まるで神の手のようにも見えます。
中央写真は、かのチマブーエ作”キリストの十字架像”。右写真は、教会に隣接するブルネッレスキ作・パッツィ家礼拝堂。
教会を出て、200m歩いたところに怪しげなメルカート(市場)が...
なんでも昔、レプッブリカ広場にあった魚市場が、広場の造成の際にここに移されたとか。今ではすっかり蚤の市。シャンデリアの傘やらガラスの欠けたカップやら(アンティークのお値打ち品かも知れないけど、どう見てもガラクタにしか見えなかった....)が展示されていて、ちょっと不思議な空間。名前はメルカート チョンピ。

▲とても素敵なフレグランスのお店を見つけました。美しいボトルに入ったオリジナルのオイルや室内用のフレグランスが豊富に揃っています。ファルマチスタ(薬剤師)もすごく紳士的で、親切に色々と香りを試させてくれました。
私は、マグノリアの香りのルーム用フレグランスを買いました。毎日、帰宅するとひと吹きしてリラックスしています。
ANTICA OFFICINA DEL FARMACISTA  Dr.Vranjes(アンティーカ オッフィチーナ デル ファルマチスタ ドットーレヴラニェス) Via Borgo la Croce, 44R (レプッブリカ広場から東に延びた道をひたすらまっすぐ行った、ベッカリア広場の手前あたり)
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▲プランツォ(ランチ)を取るために、ニーデの家に戻ってきました。アパルタメント(アパート)の階段を上ると、そこかしこからいい匂いが漂ってきます。みんなちゃんとお昼休みに帰って来て食べてるんだなぁ..。
本日のメヌー(メニュー)は、ファジオーリ(いんげん豆)のクロスティーニと、インサラータ(サラダ)と、トマトのリゾット。ファジオーリがブオニッシモ(すんごく美味しい)!豆好きにはたまりません。どうしてトスカーナで食べる豆さんたちはこんなに美味しいのでしょうか。
リゾ(リゾット)の器は、なんと日本の丼。お友達にもらったんだそうです。
味はイタリアンだけど気分はジャッポネーゼ。ニーデの心憎い演出でした。

夜は、ズッパ ディ ズッカ(かぼちゃのスープ)とフォルマッジョ(チーズ)各種。今日は、ロビオーラ オゼッラという柔らかいチーズが出てきました。初めていただく味ですが、これもまた美味。ストラッキーノも然りですが、イタリアに来ても、リストランテではなかなか味わえないこれらチーズに、かなり感動しています。
ニーデは、ほとんど外食というものをしないそうです。仕事から帰ったら毎晩家で食べる。メニューも慎ましやかで堅実。食材の種類も、日本に比べればかなり少ない。自分の食生活の贅沢さと日本の飽食ぶりを改めて思うこの数日です....
 

                         

ニーデ・ルチア宅へのステイにご興味のある方は、こちらをどうぞ。