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<14、15/Febbraio(2月)/2005> a Roma vol.2<2005年2月14、15日(月、火)>   

再び地下鉄A線に乗り、テルミニ駅でB線に乗り換えコロッセオ駅で下車。出るともうど真ん前がコロッセオ!!でかいわぁ〜〜<br>
はやる気持ちを抑えつつ、どこかで腹ごしらえしなきゃ....とコロッセオの外周を半分ほど歩いて、その名も"コロッセオ広場"に面するテラス式のカフェで落ち着くことに。この手のお店も味はそんなに期待できないよねぇ〜と思いつつ、ビールとラザニアを注文。案の定、不味くはないけど美味しくもなーいっ。でもまぁ、コロッセオの裏側(?)の姿を真正面に見ながらの鑑賞料と思えばいっか。最後にダブルエスプレッソを飲んでお会計をしてもらい、伝票を見るとぎょえっ!エスプレッソが7ユーロ(980円)!? すかさずカメリエーレに確認すると、「ダブルでしょ」とメニューを持ってきて値段を指さします。はいはい、ちゃんと見なかった私が悪いんです。にしたって、普通は3ユーロするかしないかなのにぃ。ぼったくり!


▲入り口は、団体さんのお決まりコースということもあり、予想以上に混んでいました。しかも、コロッセオやお隣のフォロ・ロマーノは日没1時間前までのOPENということで、冬場のこの時期はお昼過ぎくらいがピークかと思われます。イタリア各地で円形劇場跡というものはいくつも見てきましたが、さすがにコロッセオは桁違いに大きく、しかも2000年という途方もない時間の流れを感じさせないくらい、地下の構造なども状態よく残されています。本当なら地下の様子を真上から見るための通路を歩けるはずなのですが、修復に支障があるのかクローズされていて残念....。急な階段を上った2階からは内部一帯はもちろん、西側に位置するフォロ・ロマーノの一部も望めます。


▲古代ローマ時代の民主政治の中心地、フォロ・ロマーノへ。集会や政治や裁判、商取引なども行われていたというだけあって、広場と呼ぶにはこれまた桁違いの大きさです。広いところは高いところから見るに限る、ということで、先にパラティーナの丘に上ってみました。ちなみに、フォロ・ロマーノ自体は無料ですが、この丘に入るにはコロッセオとの共通券が必要です(コロッセオが混んでいればこちらを先に見るのもありです)。この丘は歴代の皇帝の高級住宅地だったのこと。さぞ、フォロを見下ろすのは気持ちよかったことでしょう。テラスからの眺めは本当に壮大で、1つ1つ遺跡とガイドブックの説明文を照らし合わせながら見ていく作業もなかなか大変でした(汗)。庭園にはたわわに実るオレンジの木々が。荒涼とした景色の中でほっとする瞬間....。
▲下に降りて1つ1つ塗りつぶすように確認しながら遺跡を見て回ります。が、一朝一夕の付け焼き刃的知識では到底頭に入り切りません。アウグストゥス帝が建てたカエサルの神殿がここにあったと思ったら、それより170年も後の皇帝が建てた神殿があっちにあって、その隣には更に150年経ってからの皇帝が息子のために建てた神殿が....。歴史の流れと皇帝の名前でこんがらがってお手上げ状態。それにしても、この2000年で考古学的にここが見直されたのはほんの1世紀前の話。ここまで見事に発掘されたことに感動します。今も発掘と修復作業がゆるゆるとのようですが、続けられています。右の写真、市庁舎のある広場の一角からセヴェルスの凱旋門を見下ろすようにして立つこの位置がお気に入りの場所。

▲全体をくまなく回り、更なる景色を求めてカンピドーリオの丘の頂上まで登ってみましたが、フォロの方角がひらけていなくて何にも見えず、また最初にコロッセオから来た道へと戻ります。今日は風が強く、砂埃のすごさで喉はイガイガ。
入るときには気が付かなかったローマ最大の”コンスタンティヌスの凱旋門”が、やや唐突な印象で目に入ります。1700年前のものとは思えないほど、装飾の彫刻が美しく残されていました。

▲テルミニ駅へ明日のアッシジ行きの切符を買いに行ったついでに、駅にほど近いサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂にも行ってみました。余談ですが、もっとついでに駅のトイレにも行ったのですが、昔は公衆トイレというと、入り口にトイレ管理のおじさんやおばさんがいて、その人に任意または500リラ(約30円ほど)のコインを渡してそのまま入れたのですが、近頃はどこもかしこも駅の改札機さながらの機械式になってしまって、しかも0.6とか0.7ユーロ(約100円)なんて中途半端な額の料金で、これまたしかも、不足はもちろん多く入れても開いてくれないという、不便きわまりないシステムに変わってしまいました。もれそーっていうときに限って小銭が足りなくて顔面蒼白なんてことも数知れず。テルミニ駅には1ユーロ(2ユーロだったかな..?)両替機があったからまだましですが、フィレンツェ駅にはまだなくて、ごろごろとスーツケースを引きながらキオスクへ戻って要らない絵はがきを買って崩したこともあります。以前のトイレおじさん式に戻してよぉー。
で、
駅周辺の少々猥雑な雰囲気の通りを抜けると、大きな広場の中央に構える何ともエレガントな大きな教会に突き当たります。聖母伝説から建てられたサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂。ちょうど左写真の中央に突きだしたこの大聖堂の後陣には、右写真のマリア様の戴冠を描いたモザイクを見ることができます。他にも、内部壁面上部には5世紀の鮮やかなモザイク画との思いがけない対面が。私も今回初めて知りましたが、ローマには実は貴重なモザイクが残る教会がいくつかあるのでした。あー時間が足りないよぉ、ということで、よし、必ずやまた近いうちに。
寒いからか、座り込んでる人はほとんどいないちょっぴり淋しいスペイン階段。正面のトリニタ・ディ・モンティ教会の様子が変だぞ...と思ったら、修復中で広告用の布が掛けられていました。しかも、ちゃんと2つの鐘楼のアーチも描いてある!
スペイン広場からまっすぐ伸びるコンドッティ通りは、さすがブランドストリート。町中まだまだSALDI(セール)真っ最中の中、春のニューコレクション一色でした。

昨夜と今日のランチのリベンジだ!今夜こそぉーという意気込みの元、前回の旅でフィレンツェで合流した友人に、ツアーの添乗員さんオススメのお店として教えてもらったところを思い出して行ってみました。夜のOPENはどこも早くても19時半。冬の日暮れは早いから、それまで時間をつぶすのはけっこう一苦労ものです。コルソ通りを一体何往復したかしらん。入る頃には体が凍ってました。でもでも、待ってて良かった〜。美味しかった〜。前菜で”洋梨のカルパッチョのパルミッジャーノとバルサミコ酢かけ”なるものを初めて見て、怖いモノ見たさで頼んでみたら、意外や意外、薄〜くスライスしたちょっと歯ごたえの残る洋梨と、パルミッジャーノが良く合うこと。目から鱗です。量はけっこうあるものの、フルーツの爽やかさも相まってペロリンチョ。プリモはパスしてセコンドにローマの名物料理と聞いた”アッバッキオ(子羊)ローマ風”を頼んでみました。臭みが上品に感じるくらいブォ〜〜ノ!あぁうれしーぃっ。ワインもグラスでいただいたにも拘わらず、白も赤もしっかりした美味しさ。調子にのって寒いのにジェラートまで食べちゃいました。アクアとカッフェでしめてちょっとお高め39ユーロ(約5,400円)。でも満足っ。美味しいローマで終わって良かったっ。
  IL BRILLO PARLANTE
  Via della fontanella, 12(ポポロ広場からコルソ通りへ。1本目を左。)
  tel; 06-3243334

さてさて、明日は念願のアッシジへ向かいます!



*Romaの過去の旅はコチラ!2001年10月