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番外編・オンナ3人ローマ+αの旅 a Roma vol.4 <2006年5月15日(月)>

早いもので、本日観光最終日となりました。ずっといいお天気にも恵まれ、全員体調もすこぶる良く、予定していた行程を滞りなくこなすことができ、無事この日を迎えることができて、わたしゃもう感無量です(涙、涙)。
最終日は、一応”お買い物デー”というつもりで1日予定をフリーにしていました。最初の2日間で回れなかった場所に行けばいっかな、という程度。朝もゆっくりめに準備し、ゆっくりと出発です。

サン・ピエトロ寺院のてっぺんは断念したけど、ちょっとはローマの町を見下ろせる場所に連れてってあげたいなぁ...ということで、ピンチョの丘を目指し、ポポロ広場に行くことに。
レジデンスからほど近いサン・ジョヴァンニ門広場から117番のミニバスに乗り、20分ほどで終点ポポロ広場に到着します。
乗る前に、切符はどこで買おうかしらん、とタバッキ(売店)を探していたのですが、なんとバスの中に券売機が設置されていて、そのまま刻印すればOK。イタリアもどんどん便利になってくなぁ〜〜(しみじみ)

ポポロ広場から3本の大通りがまっすぐ放射線状に延びていて、そのちょうど間あいだに挟まるようにして建つ2つの教会、通称双子教会。これらの間のコルソ通りは、夕方以降はすごい人でごった返すのですが、午前中だとまだ人通りも少なくて、広場と教会を含むこの空間の穏やかな美しさがより実感できるというものです。


早速、ピンチョの丘へのぼってみます。丘の上の広場で昨夜イベントでもあったのか、そこら中ゴミだらけ。あらら。
それは見ないようにして、テラスから町を一望。高さはそんなにないけれど、あの大きな建物が3日前に行ったサン・ピエトロ寺院で〜...と、実際に回ってきた場所を改めて見れば、感動もひとしおかと。
ただ1点残念だったのが、ポポロ広場のオベリスクが修復中だったこと。イタリアらしく例によって、ちゃんと幕にオベリスクの絵が描かれてあったのですが、ウチの母はそれを絵と思わず、こういう塔だと思ってたようです(苦笑)。

広場に面した高級老舗カフェ”ロザーティ”で、二度目の朝食。テラスでは、既に多くの人がそれぞれの朝食&カッフェタイムを楽しんでいます。陽射しがけっこう強いので、我々はパラソルの下の日陰を即ゲット。でも、欧米人って、あっつくて眩しい席でもけっこう平気な人多し。

さぁ、後は気の済むまでショッピングターイム!何度も言うようですが、このオンナならではのゆっくりショッピングを、母達はほんとに楽しみ喜んでおりました。ウインドウの前に立ち止まって見ては「ちょっと入ろ♪」、また歩いては立ち止まり、商品を出して見せてもらってはアレコレ悩む、ほんっと、男性が外でいらいらしながら待ってるとこうはいきません。

▲たまたま通りがかった小さな広場で、生鮮食材のみのメルカート(市)が出ていました。年季の入った噴水ポンプ(?)と色鮮やかなラディッシュが入ったバケツ。絵になるなぁ〜。ちなみに、このお水は一応飲んでもよいそうです。

ラストランチには、3日前の夜、予約でいっぱいで入れなかった二軒目のお店、”イル バカロ”でリベンジです。

角切りメロンが中に入ったリコッタチーズのお団子にナッツがまぶされた、この前菜のかわいいこと!他に、ボッタルガ(からすみ)をまぶしたモッツアレッラも頼み、更に最後だからと白ワインをボトルで(いつもはハーフ)頼んで、すっかり飲んべえ三人組。


このお店では、パスタが三人ともバラバラオーダーでも嫌がられず....。私はまたまたボッタルガのスパゲッティを、母達には、バジルペーストのトロフィエ(手打ちショートパスタ)、赤キャベツとキノコソースのオレッキエッテ(手打ちショートパスタ)を頼んでみました。特に、ボッタルガとバジルペーストが絶妙。ワインもきりっと美味しく、加えて、店内の入り口近くに座っていたのですが、お店の前のテラスと屋根代わりと化した蔦の棚がすごくいい雰囲気を醸しだし、風も通って気持ちがよく、わたしゃすっかり酔っぱらりんとなりました。

  IL BACARO
   Via degli Spagnoli, 27  (ナヴォーナ広場の近く・少々分かりにくいです)
   tel: 06-6872554 日曜、 土曜の昼休み

その後もショッピングを続行するべく店を出ます。すると急にお腹が痛くなり、BARに駆け込み、カッフェを頼んですぐにトイレへ。はぁーやれやれ、とトイレを出て、カッフェを飲んでBARを出ると、バッグを持っていない。母達に「あれ?私の鞄は?」と聞いたら「えっ!?知らんよー!」。顔面蒼白、慌ててトイレに戻りました。
ありましたーー.........。
最後の最後に気がゆるんでしまったようです(大汗)。これでいっぺんに酔いも覚めました。

夕方には、一応母達のお土産&お買い物リストがクリアできたので、一旦部屋に戻り、また私へ1人で散策に出ます。レジデンスからテルミニ駅まで、メルラーナ通りをまっすぐ歩いて行ってみることに。
メルラーナ通りの突き当たりに、去年の2月に訪れたサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂があるのですが、そのちょっと手前にも見逃せない、サンタ・プラッセーデ教会があります。9世紀に描かれたモザイクたちが圧巻です。教会自体は、路地に面した階段の入り口の奥にあり、一見教会であることも分かりにくいのですが、この小さな空間の中にこれほど見事で美しい芸術が詰まってるなんて......。あぁ、ローマって全てを制覇するのにいったい何度通えばいいのでしょ。
左写真は、この教会名の由来となった聖女プラッセーデが葬られた井戸の跡を示す石のプレート。伝説上の人とも言われていますが、教会内には彼女の棺もあり。とにかく、コロッセオやトレビの泉もいいけれど、ローマにある数々のモザイク芸術は必見です。サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂のもサン・クレメンテ教会のも素晴らしかったし、サンタ・プディンツィアーノ教会にも4世紀のままに残されているそうです。ここは次回ぜひ。
最後の晩餐のリクエストを募ると、「今夜も部屋メシがいい〜〜♪」そうなので、またパニーノやらトラメツィーノ(サンドイッチ)、ピアンディーナ(パニーノの生地が薄いピザみたいなの版)やらをテイクアウトし、冷蔵庫に残ってたトマトを切っただけの簡単ディナーとなりました。オンナ3人ようしゃべること(笑)。

帰国日。荷造りやお部屋の簡単な片付け、ゴミ出しを終え、10時半には空港まで送ってくれるお迎え車が到着。今回のこの送迎サービスはほんっと楽チンでありがたかった〜。特に帰りは荷物が増えてるし、体力もほぼ使い果たしてるし。1人だと割高でもったいないけど、今度ローマに来たときも帰りだけでも利用しちゃおうかしらん。ちなみに、今回利用したRainbow Net Travelさんで3名で38ユーロ(約5,500円)。行き(49ユーロ)よりもお安くなります。

出発時刻は13時45分。空港に着いたのが11時。楽勝だーっと、チェックインしてゆっくりランチを取り、さぁ出国しようとしたら、えらい行列。しかも、TAX FREEもしないといけない、更に搭乗ゲートが予想外に遠い(5年ぶりにローマから帰るのですっかり失念)。思いっきり母たちを走らせてしまい、3人とも汗だく。最後の最後にごめんなさいぃぃ。

ということで、これにてオンナ3人ローマ+αの旅が無事閉幕。
これでまた、嫁&娘としての株が上がったかなぁ〜〜♪
でも、ほんっとに母たちは満足して(最終日、まだ帰りたくないとごねてました)喜んで帰ってってくれて、私としても何よりです。しばらく、帰省するたびに、旅の思い出話に大輪の花が咲くことでしょう。

次回の訪伊は10月です!!やっほ〜〜!

*Romaの過去の旅はコチラ!2001年10月2005年2月