旅日記(オススメレストランやホテル情報もあり) 今月のお土産プレゼント 店主のつぶやきBlog 店主のひとりごと イタリア語のお勉強中の方へ ミラノ情報・2003年〜2005年 美味しいレシピ満載です! リンク集 フィレンツェのホームステイをご紹介しています お買い物代行承ります 翻訳サービスはじめました 直接商品をご覧いただけます
 
HOME > イタリア語講座
 
 
Benvenuti alla lezione d'italiano di zio!! Vol.3 「BARネタ・パニーノ編その1」
                                        
(2000/07/20) <バックナンバー>
Salve ragazzi!(サルヴェ ラガッツィ!)
前回のBARネタ第2段としてパニーノ 編をお送りします。
” Panino ”(パニーノ)とか” Panini ”(パニーニ/パニー ノの複数形)も最近よく目にしたり耳にしたりするイタリア語のひとつですね。
「小学館伊和中辞典第2版」によると、” Panino ”とは『丸形の小さなパンを横に切り、 ハムやチーズを挟んだサンドイッチ』とあります。日本でよく耳にする” Panini ” は、” Panino ”の複数形=総称としているのでしょう。” Panino ”の意味は、まあ辞書に書かれている通りなんですが、実際イタリアのBARでは丸形どころか様々な形をした” Pane ”(パーネ/パン)を横に切り、ハムやチーズや野菜や魚介類を挟んだサンドイッチに出会うことができます。だから、結構迷うんです。しかも使っている” Pane ”によってそれぞれ名前が違っていたりするんです。ただ、大抵中身がよく見えるようにショーケースに入っているので、食べたいなと思うものを指さして頼んじゃいます。 そこで、そんなときに使えるセンテンスを紹介します。
“ Mi da` questo panino ”(ミ ダ クエスト パニーノ/このパニーノをください)
もちろん、食べたいパニーノを指さすことも忘れずに。それで話がまとまれば、問題なく念願のパニーノにありつけますが、時には逆に質問されてしまうこともあります。
例えば、“ Quale? ”(クワーレ?/どれ?) ショーケース越しの指さし確認では、はっきりしないこともあります。もし、食べたいパニーノの中身にイタリア語名を知っている食材が入っていれば、こう言ってこの 事態を回避しましょう。もちろん差した指はそのままで。
“Questo, con pomodoro ”(クエスト、コン ポモドーロ/このトマトが入ってい るやつ)
ところがどっこい、” Barista ”(バリスタ/BARの店員)は念願のパニーノの隣にある別の種類のトマトスライスが入ったパニーノを手に取ります。 “ E’ questo? ”(これだね?) もちろん答えは” No ”ですが、” Energia ”(エネルジーア/エネルギー)不足の時などつい” Si` ”と小声で言ってしまうものです。そんな妥協を許せない人は、 是非次のフレーズを使ってお目当てのパニーノにたどり着いてください。
“ No, un altro! ”(ノー、ウン アルトロ!/違う、もう一つ別のやつ!)
“ No, quell’accanto! ”(ノー、クエッラッカント!/違う、その隣のやつ!)
“ No, quello di sinistra! ”(ノー、クエッロ ディ スィニストラ!/違う、そ の左のやつ!)
“ No, quello di destra! ”(ノー、クエッロ ディ デストラ!/違う、その右の やつ!)
これだけがんばれば、きっとお目当てのパニーノにたどり着けるはずです。困り顔の” Barista ”が、見事お目当てのパニーノを手に取ったらこう言ってあげましょう。
“ Ecco si`! ”(エッコ スィ/そう、それ!)
“ Complimenti! ”(コンプリメンティ/おめでとう!)これでようやく念願のパニーノゲットですね。と、いいたいところですがまだまだ勉強しなければならないことが あるのです。ですが、新しい言葉がいくつか出てきたので、ひとまず言葉の説明をし ます。続きは次回に回しますのでお楽しみに。

“ da` ”(ダ/〜をください):頻出単語のひとつ動詞” dare ”(ダーレ/与える) の二人称単数形敬語バージョンの命令形です。前回のコーヒー編でも出てきましたね。 お店の人とかに「〜をください」と言うときに使います。ですから何か欲しいときは 、” Mi da` 〜 ”(ミ ダ 〜/私に〜をください)と覚えておけば便利です。
“ Quale ”(クワーレ/どれ、どんな):疑問形容詞のひとつです。例文では” Quale? ”一言でしたが、きちんとした文章にすると” Quale panino vuoi? ”(ク ワーレ パニーノ ヴオーイ/どのパニーノが欲しいの?)になるんでしょうが、このような場面では一言で簡単に済まします。
“ Quello ”(クエッロ/その、あの、この):指示代名詞のひとつです。指し示す名詞の性と数によって語尾が変化しますので注意してくださいね。例文の場合は指し示す単語が” il pane ”(イル パーネ)と男性単数形なので” quello ”が使われます。
“ Ecco ”(エッコ/そう、ほら、そういうことか、そら):ご覧の通り、使われるシチュエーションによって様々な意味を持つ副詞です。期待とか願望とか依頼が達せられたときに使います。例えば、頼まれていた仕事を終えときに” Ecco ho fatto ” (エッコ オ ファット/はい、終わりましたよ)と言ってその結果を頼んだ人に提出したりします。

さて次回の内容は、あなたが注文したいパニーノがなんだったか正しく” Barista ” に伝えた後に待っている諸般のやりとりと、レジで先にお金を払わなければならない BARではどうしたらよいのか、について触れたいと思います。