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<ミラノの空気汚染について> (2005/1/21) <バックナンバー>

1月に入り、ミラノは寒さが一層増してきました。 先日も久しぶりに雪が降り、もう覆面でもしたいくらいの勢いで、全身を防寒具で覆って出かけました。でも、この雪が久しぶりにミラノの空気をキレイにしてくれました。
ミラノは、冬の時期空気が非常に乾燥します。 各家庭で使われているセントラルヒーティングがその理由のひとつ。それが一斉に機能すると、汚れて乾燥した空気が一気に外に出てしまいます。アパートの屋根からもわぁ〜っと出てくる黒っぽい煙がそれ。都会のミラノでは、暖炉を使っている家庭は少ないため、この屋根から出る煙は暖炉の火からくるものではなく、ヒーターの作用で発生する単なる汚れだといわれています。 もうひとつの大きな理由は、気候。ただでさえ、空気が乾燥するこの冬の時期に ミラノでは雨や雪がとても少ないのです。もともと、1年を通して日本に比べて雨量は少ないのですが、寒いヨーロッパ地域の中でも雪は滅多に降らず、乾燥した空気が蔓延し、空気は汚れる一方。そこで、身近な対策として問題視されているのが、ミラノの車たち。街の規模に対して車の数が非常に多く、排気ガスからくる空気汚染が人間の体に危害を加えているということで、車の使用規制をして排気ガスを減らそう!というものです。 そのため、先日からいよいよ車規制が始まりました。まず、1月16日(日)には9時〜12時、15時〜18時に「ノーカータイム」を実施。自家用車の使用が禁止となりました。1月23日(日)も8時〜20時までがノーカータイム。更に、1月20日(木)から4週にかけて、毎週木曜日は自家用車の使用制限ルールが設けられました。20日は車のナンバープレートの偶数車のみが使用OKで、27日は奇数車のみ、2月3日は偶数車、2月10日は奇数車、という具合になっています。これらの規制によって、一般市民にはどんな影響がもたされるかというと、 当然ながら、タクシーや公共交通機関を利用する人が増え、通常の時間通りに目的地まで到着することが難しくなります。タクシー乗り場でタクシー待ちすることは少なくなり、またタクシーの電話予約も難しくなります。トラムや地下鉄、バスも更に混雑するので、再三の注意を払ってスリ対策を考えなくてはなりません。 これらの規制は始まったばかりで、今後の天候によってはいつまで続くかわかりませんが、近々ミラノに旅行される方は、これらの状況を頭に置いて、例えば時間に余裕を持って移動する、混雑した乗り物に注意するなど、更に気をつけておかれるといいと思います。