旅日記(オススメレストランやホテル情報もあり) 今月のお土産プレゼント 店主のつぶやきBlog 店主のひとりごと イタリア語のお勉強中の方へ ミラノ情報・2003年〜2005年 美味しいレシピ満載です! リンク集 フィレンツェのホームステイをご紹介しています お買い物代行承ります 翻訳サービスはじめました 直接商品をご覧いただけます
 
HOME > 旅日記
 
 

<13/Ottobre(10月)/2000> a Venezia vol.1 <2000年10月13日(金)>

滞在3日目の今日は、VENEZIAへの日帰りの旅。
7:52・BOLOGNA発のIR(インテルレジオナーレ/ローカル線)に乗るべく、7:20頃にホテルを出ます。天気はあいにくのどんより曇り。外もまだ薄暗い....
あらかじめ日本で、イタリア国鉄のサイト・゛FS ONLINE" http://www.fs-on-line.com/ で、時刻表をチェックしておき、昨日のうちに駅の窓口で切符を購入しておきました。
本当は、もう1本あとのIC(インテルシティ/特急)に乗りたかったのですが、既に満席とのことで、やむなくローカル線に。. 片道14,500リラ(約725円)。2時間近く乗るのに、ほんと列車は安いです。

駅のそばのBARでカプチーノとPASTA(デニッシュ)の朝食をすませ、駅に着いて発着ホームをボードで確認。ホームに入る前に、忘れないように黄色い刻印機で切符の刻印をします。

列車が入ってきて、ふと見ると、車両の前後でFumare(喫煙席)とNon Fumare(禁煙席)とに分かれています。゛あれれ、空気が混じるじゃん"と不思議に思ってその後乗って見ると、きっちり透明のアクリルパネルで仕切られていたのでした。ほほ〜、とちょっと感心。
そして5分遅れで出発。素晴らしい〜。
車内は、通勤通学らしき人達でほぼ満席でした。
途中、ミケランジェロ・アントニオーニ監督の「Al di la`delle nuvole(邦題:愛のめぐりあい)」で、舞台となっていたFerrara(フェラーラ)にも停車しました。ちょっと霧がかった淋しげな、それでいて品のある美しい街という印象があり、いつかちゃんと訪れたい場所です。

9:40頃、Mestre(メストレ)駅を出て間もなく、海の上にかかったリベルタ橋にかかり、そこはもう゛海に浮かぶ奇跡の街"、VENEZIA。10分ほど走ると終点のSanta Lucia(サンタルチア)駅に到着です。
VENEZIAには、ちょうど同じ時期に1度と2月のカーニバルの時期に1度訪れており、少しは勝手知ったるなんとやら。駅を出てすぐの運河にヴァポレットという水上乗合バスの乗り場があり、まず、切符を買います。片道1回券で6千リラ。

VENEZIAには車もバイクも入れません。だから、運河を行き交うこれらヴァポレットやゴンドラ、モーターボートなどがこの街の大事な交通手段。車がないので空気もきれいです。(夏はかなり魚くさいそうですが....)
82番に乗って、サン・マルコ広場をめざします。
風がとても気持ちいい...
でも、けっこう、水、怖いんです...私...(実はかなづち)

船上から振り返るようにしてリアルト橋を撮る。
お土産屋さんも多く、橋のたもとにはテラスが並び、この付近はいつもとてもにぎやか。
運河沿いの各所にこんな風景が...
残念ながらまだゴンドラには乗ったことがありません。値段が高いので、何人かで乗るのがいいみたい。
大運河にかかる3本の橋の中で、唯一木製の、アカデミア橋。
向こうに見える、丸いクーポラが乗っているのがサンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂。

約25分ほどでSan Marcoに到着。
降りてすぐ、道の両脇にヴェネチアングラスの小物や、仮面などの露店が何軒か出ています。
200mほど歩くとサン・マルコ小広場。そして、びっくり。
一面水浸しでした。
VENEZIAにとってけっこう深刻な、゛高潮"と゛地盤沈下"による冠水なのです。
噂には聞いていましたが、初めて見てほんとにびっくり。
これは大変です。
サン・マルコ広場もご覧の通りで、冠水用に設置された簡易の橋に、観光客がアリの行列のごとくちょっとずつちょっとずつ歩いて渡っています。なんだかもう、ドゥカーレ宮殿やサン・マルコ寺院どころの気分じゃないです〜。

お店にも入れない〜〜。
地元の人や心得た観光客は、ひざまでの長い長靴をちゃんと履いておられました。
昼前後が冠水のピークで、深いところだとほんとにひざまでつかってました。

広場付近のお目当てのお店には全然入れず(それでも店は全部ちゃんとオープンしてましたが)、リアルト橋付近まで戻ったのですが、運河沿いはどこもまた大変な状態.....
VENEIZAに入るのは午後2:00以降をおすすめします。

それでも、この街は狭い小道が多くて、ちょこちょこ適当に歩いてると、なかなかステキなお店に出会えます。いわゆる観光客むけのありきたりなガラス雑貨屋さんというのではなく、オリジナリティにあふれた雰囲気のあるお店。
なので、私は歩いてまわるのが好きです。方向オンチの私でも、路地の所々にちゃんと「PERS.MARCO→(サン・マルコ広場へ→)」とか「←PER LA STAZIONE(←駅へ)」という表示があるの
で大丈夫なのです。

さぁ、水がちゃんと引くまで、お楽しみのPranzoだ!!
A piu`tardi !(ア ピュ タルディ/またあとで!)