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<17/Aprile(4月)/2001> a Ferrara vol.2 <2001年4月17日(火)>

ランチを取った”Leon d'oro”というパスティッチェリア(ケーキ屋)の真ん前がDuomo(ドゥオーモ)ですが、午後は3時からしか開かないので、先に、エステ家の別荘で、今は市立美術館になっている”スキファノイア宮殿”に足を伸ばします。

ドゥオーモの正面はロマネスクとゴシックの混合様式のファサードが圧巻..
横に回るとこんな作りになっていて、ちょっとずっこけました。(正面のままずっと続いているのかと思ったので...)
右下にちらっと見えるのがアーケードで、その下にお店が軒を連ねています。ドゥオーモと一体になってるなんてステキ。
標識が示す通りに歩いて約10分ほどすると、人通りの少ない道沿いに横になが〜い建物が見えます。
お天気もいいし、人も少ないし、緑もきれいだし、お散歩にはもってこいのこのコース。

左側の四角い入口から入ると、奥には小さな中庭が。
真ん中のアーチ状の扉が、ほんとの入口です。
入場料は8,000リラ(約480円)。
中庭の左奥には売店があり、外は小さなオープンテラスになっていてコーヒーなどもいただけます。
ここに入るだけならフリーなので、のんびり日向ぼっこするのにとーってもいい場所。

この宮殿の最後に、”12ヶ月の間”という体育館くらい広い大広間があるのですが、壁一面にエステ家の人達の生活を描いたフレスコ画が残っています。
ただ、かなりもう剥げ落ちていて、現在修復の真っ最中。半分の2面は修復後の鮮やかなフレスコ画を見ることができます。
次に、来た道を戻って途中の”コルプス・ドミニ修道院”へ。ここにはエステ家の墓があるとのこと。
ガイドブックによると、午後は15時30分からとなっているのですが、実際には16時からと表示してあり、20分程待つことに....。でも、4時になっても重く古びた扉はかたく閉ざされたままで、一向に開く気配がありません。
仕方なく、インターホンをブーっと鳴らすと、シスターらしきおばあさんの声が何やら聞こえ、返事に窮していると、”Capisci Italiano?(イタリア語は分かりますか?)”というのが聞き取れ、”Pochissimo.(ちょっぴり)”と答えると、ゆっくりと、”この入口から壁沿いに右へ曲がったところの扉を開けるから、そこから入りなさい”と教えてくれました。

入るとそこは礼拝堂で、正面に祭壇があります。 左手の柵の付いた窓の向こうで、年老いたシスターが右手奥のドアを開けるように手で指示してくれて、そのドアを開けるとそこがエステ家の納骨堂。床に埋め込まれた40×50くらいの大理石が墓石と分かった途端、足で踏まない様注意して歩きます。墓石は全部で6つあり、それぞれが誰の墓なのか、シスターが相変わらず柵の向こうから1つ1つ説明してくれます(良く分からずも、ふんふんとうなずいて聞いていました)。
最後に、イタリア語で書かれたリーフレットと、マリア様が彫られた金色のペンダントトップをくれました。小さな喜捨用の箱があり、小銭を少し入れながら”Grazie mille(ありがとうございます)”と言うと、”E`Nostra Mamma(彼女は私達みんなの母です)”とおっしゃい、ちょっと幸せな気分で礼拝堂を後にしました。
外に出るとまた扉がガシャンと閉まる音が。
帰りはドゥオーモが開いていたので中へ。
まず正面奥の豪華な金の祭壇と、ブルーのステンドグラスが目をひき、壁、天井、柱一面に残るフレスコ画が素晴らしく、とても華やかな印象です。
18時33分発の各停に乗り、19時すぎにボローニャ駅に到着。
この時間帯でも1時間に1本のペースであるのでとっても便利。

Ferrara.....
静かで穏やかで優しい街でした。
この時期でもう既に8時過ぎまで外は明るく、それでも7時半には店はバタバタ閉まります。
ホテルへ帰る前に、Pizzaとビールを買って今日の夕食に。
ズッキーニ・チーズ・トマトとアーティチョーク・チーズ・トマトの2種類を食べました。しめて6,900リラ(約410円)。安くて美味しくて満腹〜〜〜♪

明日はリミニです。