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<19/Febbraio(2月)/2003> a Vicenza vol.2 <2003年2月19日(水)>

お腹も落ち着き、次は駅前方面へ。
今回のホテルを紹介してくださった、AVIT(旅行エージェント)にお勤めの方にお会いしました。
そして、彼女にオススメ観光スポットを教えていただきました。

▲駅前に贅沢に広がる緑の空間、カンポ マルツォ。この公園のど真ん中に、3車線程もある幅広の歩道が横断していて、気持ちのいいお散歩コースになっています。ここを突っ切って、ひたすらひたすら南東方面の緩やかな丘を上り、モンテ ベリコという小高い丘一帯の上に到達。30分ほど歩いてかなり息切れ。.眼下にチェントロを望み、歩いた距離を見ておおおっと感動。
▲更にぐんぐん歩き、豪奢で素敵な邸宅が散在するヴィッラ(別荘)地帯へと入っていきます。
このヴィッラの中にもパッラーディオの作品がいくつかあるようです。ワンちゃんまで上品でエレガントに見えちゃう。後でMARIさんに聞いたのですが、これらヴィッラの所有者は、他の町のお金持ちではなくほとんどがVicentino(ヴィチェンツァ人)なんだそうです。やはり裕福な町なのですね。

▲パッラーディオによるヴィッラの中で最も有名な、世界遺産にもなっているヴィッラ・ラ・ロトンダ。アプローチからして壮観。内部には、3月15日〜11月4日の間のしかも水曜日にしか入れないそうで、かなり残念でしたが、建物の外観だけでも見応えは十分。四方に4つの同じデザインのエントランスがあって、どこからでも周辺の田園風景が一望できます。4つの玄関という発想はちょっと面白いし、なんだか孤高な存在感を醸し出していました。
ここまで直接来る場合は、駅発着のバスが近くまで通っているようですが、バス停を見ると1時間に1本ペース。しょうがないので帰りもひたすた歩きます。
チェントロに戻り、昼休みの閑散とした町とはうって変わった賑やかな夕方の町の雰囲気を楽しみます。細い路地の両脇の、ここにもそこにもパッラーディオ建築の邸宅が、何でもないように建っています。
▲思わず撮ったカステッロ塔と街灯。映画の1シーンみたい!? 気のせいか、ライトアップまで街中洗練された感じがします。右の建物はなんとCoin(コイン)というスーパーマーケット。建物の歴史そのものを漂わす雰囲気をそのままに、カラフルな洋服や雑貨などがライトアップと共に浮き上がって、何とも幻想的な空間となっていました。

▲夜、いよいよMARIさんとのご対面!ご主人とホテルまで迎えに来てくれて、クルマで郊外のトラットリアに連れて行っていただきました。イタリア人のご主人の名前はデニス。MARIさんはヴィチェンッア在住7年。イタリア人の生活に根付いた楽しいコモノ達を日本に紹介したい、という彼女の思いから生まれたこの出会いは、とても穏やかに始まり終始楽しいものとなりました。
そして、お料理もどれもBuonissiomo!! 私がいただいたアスティーチェ(オマールエビ)のタリアテッレも美味かったぁ〜。写真左はデニスが食べたトリフの巨大ラヴィオリ。これも美味しそう。
セコンドでいただいたのが、Vicenza郷土料理、バッカラ・アラ・ヴィチェンティーナ。干しだらをミルク、オリーブオイル、グラナチーズ、にんにくなどで煮込んだもの。以前、Veneziaの居酒屋で干しだらのミルク煮を食べたことがあるのですが、吐きそうなくらいまずかったという悲しい思い出があり、それをこのバッカラは払い散らしてくれました。ホントにBuo〜noでした。お2人によると、地方によって(もちろんお店にもよるけれど)料理法も干しだらの種類も違うそうです。
また、この地方一帯でよくセコンドに付いてくるポレンタ(とうもろこしの粉を水で溶いたもの)も、こんなにとろとろしたのは初めてで、かなりお気に。このポレンタも、経験上お店によってかなり美味いまずいがあります。またまたお2人によると、まずいのはきっと手作りじゃなく出来合のもので、しっかり時間と手間をかけて練って作ったモノは美味しい!とのこと。 なるほどぉ。
▲左写真が、カッポーネ(去勢した雄鶏)。去勢した方が美味しいのかな...
野菜や豆などのコントルノ(付け合わせ)もたらふく食べ、全員お腹いっぱいになって残念ながらドルチェに到達せず、代わりにソルベット リモーネ(レモンのシャーベット)をいただきました。
キーーンと耳の奥で音が鳴るくらい冷たくて甘酸っぱくて、これもBuono!!!

MARIからのVicenza発のコモノ達は、今後随時animataで展開していきますので、どうぞお楽しみに!
彼女自身のHPもありますので、ぜひご覧下さい。