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<20〜22/Gennaio(1月)/2007> a Milano  <2007年1月20〜22日(土〜月)>

12月中ずっとくすぶり続けていた風邪っぴきが、年明け早々暴発、すわっ初のイタリア行き中止なるか、と思いながらも直前にピタリと気合いで治ったゲンキンな私の体。
今回は、ミラノで年に2回行われる雑貨の国際見本市”MACEF(マチェフ)”を訪れるのが主目的。4日間のうち後半2日間だけ行くことにしました。ゆえに1月という我が大繁忙期の中、何とか4泊6日を捻出したのでミラノだけの滞在となります。結局、ミラノの喧噪から離れたくて頑張って小都市2個所に行きましたけど〜♪

今回も、マイレージの利用のためJAL便で。
予定通りの出発で予定通りの到着。行きの13時間弱のフライトは、何度乗っても慣れませんわぁ。。適度に興奮してるので眠くもならないし、本1冊に映画2本観てもまだ着かない。ちなみに、今回観たのは「地下鉄に乗って」と「リトル・ミス・サンシャイン」。全くのノー知識で観た「リトル〜」ですが、機内でちっちゃい画面で声を殺して観るのがもったいなかったほど良作でした。

さて、夕方6時半頃ミラノに到着。既にとっぷりと暗闇に包まれた中、リムジンバスでチェントロへ。イタリアって、大概列車もバス(ツアーの観光バスは違うと思うけど)も窓がすんごく曇ってて汚いのですが、この曇り具合と空港周辺の高速道路の灯りの少ないぼーっとした暗さ、雰囲気が、ミラノに来たぞーという気分をかき立ててくれます(褒めてるのかけなしてるのか・・?)。
8時半中央駅に到着後、すぐにタクシーでホテルへ向かいます。
今回のお宿は、MACEFの会場があるRHO Fiera(ローフィエラ)駅から7つ目と近めの場所で選びました。大きなLOTTO(ロット)広場の一角に、隣接のリストランテの方が目立って分かりづらくなっている小さなホテルで、タクシーの運ちゃんもさすがにご存知ない。ちなみに駅から約10ユーロ(1600円)なり。

部屋に入ると....... ピ、ピ、ピッコリッシマ〜〜と声をあげるほどにちっこいお部屋。しかも、照明がスタンド2個しかないため、むちゃむちゃ暗い。日頃は家では間接照明で暗めに演出するのが大好きな私も、さすがにちょっと.....。壁に1カ所でも欲しいぞよ。
ま、狭い分、暖房(熱湯循環式ヒーター)がよく効いてあったかいけど♪

シャワー付き、朝食込みで1泊117ユーロ(18,700円)。見本市の時期で三つ星クラスでこのお値段は良心的でしょう(普段の3倍くらいの値付けはざらにあるので)。
あと、すぐそばにESSELUNGA(スーパー)があって、これはか〜なり便利でした。
また、セリエAの試合も行われるスタジアムの目の前なので、サッカーを見に来られる方にはオススメのホテルです。

Hotel Oro Blu
Piazzale Lotto 14,
tel; 39 02 324035  fax; 39 02 39256686

ホテルの周囲はなーんにもお店らしきものがなく、隣のリストランテは気後れしそうに広くてお客さんも満杯のため晩飯抜き。成田空港で、もしやと思って買っておいたおにぎり1個で我慢ですぅ......(それにしても素晴らしい勘だ)。
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時差ぼけ&空腹のため、早朝4時に目が覚めそのまま眠れず。
この時期は7時になってもまだ外は真っ暗。半頃ようやく白々と明るくなってきます。

MACEFに行く前に、以前、ミラノ情報コラム、今は大好評イタリアンレシピを担当してくれているNAMIと途中の駅で待ち合わせします。彼女も、アクセサリーショップ「キアーレ」の買い付けのためにロンドンからミラノに1泊で訪れていたのでした。
そして一緒にFili di stelle ブランドのデザイナー・アレッサンドラさんのアトリエに行き、新作を買い付けました。この春頃にはUPすることでしょう。乞うご期待!


▲さて、いよいよFiera Milanoへ向かいます。この会場は、ちょうど1年前にOPENしたばかりで、それまでは8駅手前の場所にある会場で、サローネを含む多くの見本市が開催されていました。Fiera Milanoができたことで、地下鉄も延長しました。私自身、旧会場にはマチェフに1回、サローネに1回だけ訪れたことがありますが、新しい会場はもちろん初めて!楽しみです。
地下鉄は、通常1ユーロでほぼ全線利用できるのですが、RHO Fiera駅まで行くには延長料金がかかり、計2ユーロとなってしまいます。いきなり倍です。恐るべし。但し、私が今回滞在したホテルのあるLOTTO駅からだと、1.45ユーロなんですね〜。その範囲はよく分かりませんので、キオスクのおじちゃん、おばちゃんに確認しましょう。
RHO Fiera駅を降りて長い動く歩道を進むと、そこはもう会場の入り口、東ゲートに到着。近未来的な空間がドカンと目に飛び込んできます。このうねうねガラスのアーケードは、会場終点(1.3キロも先!)まで続きます。

日本で事前にオンラインで入場料を購入しており、その後メールで送られてくるpdfか専用HPをプリントアウトしておき、そこに印刷されたバーコードをセンサーに感知させて「OK!」と画面に出れば、チケットが出てくるという仕組み。しかも、チケットには自分の名前もちゃーんと印字されています。ハイテク、ハイテク〜♪と妙に喜ぶ私たち。
ちなみに、1日券は25ユーロ(オンラインでは18ユーロ)、2日券は45ユーロ(オンラインでは30ユーロ)。この差は大きい。
その代わり、開催直前になると「ちゃんとプリントアウトしたか〜、してや〜(もちろん関西弁じゃないです)」というメールが毎日のように来ます。それがないとチケットが発行されないですからね。

会場は、とにかく広い!何しろ全長1.3キロですから....。パビリオンは合計24個あってその全てが使用されています。無料で配布されるガイドブックを元に、自分の見たいカテゴリーアイテムが出展されているパビリオンを中心にまわることになります。

1日目は手前から順に奥まで歩いて全体像をつかみ、2日目はある程度ポイントを絞って効率的にまわるため、巡回ミニバスを上手に利用しました。

▲ブースの前では撮影できないため、上階から全体を眺めます。ほんっとに広くて1つのパビリオンを回りきると既にくたくた。しかも、今回は、印象が大事だからとモーダな装い(自画自賛)にヒールのあるブーツなんか履いちゃったりしたもんだから、2日目には足が痛くて泣きそうでした。右写真は、天下のALESSIのブースで、パビリオン内ではなく外の特別個別しつらえとなっています。さすが。


▲左写真が、当店でも大人気のレーニョマジアのブース。全体がペパーミントグリーンを基調とした春夏の新作らしいイメージとなっていました。その中で、一目惚れした商品あり!めちゃめちゃかわいい!もちろんanimataでもオーダー済み!乞うご期待!
右写真は、初めて出会った時計メーカーのブースで、かーなり惚れ込んで、オーダーのミニマム金額には到底行き着かないボリュームで数回オーダーのメールを送っているのですが、未だ返答なし....。しゅ〜ん....。

やはり、足下を見られているのか(自虐的?)、いいなーと思ったところはほとんどミニマムオーダー額が1,000ユーロ(16万円)。当店のような零細店にとって、1つのメーカーのもので1,000ユーロというのはけっこうなボリュームでリスクも大きいのが現実。しかも、私の場合、ピンポイントで”このアイテムだけ欲しい”なんて思っちゃうもんだから、じぇったい無理。
それでも、ある陶器メーカーだけは取引き成功。ただ今発注の手続き中♪

会場には、セルフサービスのレストランがお昼に困らない程度にあり(美味しくはないです)、各パビリオンの各階にはBARがあり、トイレも豊富。なかなか行き届いていました。

MACEF1日目が終わった夜は、ちょうど数日前からミラノに来ていた奈良のリストランテ ロアジのシェフと、ミラノ在住の彼の友人カップルと一緒に、ドゥオーモ近くの中華屋さんへ。ミラノの中華街にあるきれいじゃないけど激安で美味しい、というお店とはまた違って、エレガンテ洗練系、だけど料理は美味ーーい!イタリアに来て初日にイタリアン以外というのは初めてだけど、野菜も点心も肉も魚も味付けもほんっと美味しいから、ノンチェ プロブレーマ!
今後3人以上でミラノで食事する機会があったら、ぜひここを利用したいです。

玉園飯店 Giardino di Giada
Via Palazzo Reale, 5
tel; 02 8053891  月曜休み


▲食後の夜のお散歩途中に通ったヴィットリオ エマヌエーレU世のガッレリアの、ちょうど十字路にある牛のモザイク。今まで全然知らなかったのですが、写真の場所(要は局部)に靴のかかとを入れてくるっと1回転すると幸せになれるとか。もちろん私もやっちゃいました。一度修復してきれいにしたそうですが、そのうちまたこんな状態になったそうです。しっかし見るも無惨な状態だぁ....(笑)。
スカラ座の近くに美味しいジェラート屋さんがあるの!というWAKAちゃん(カップルの彼女の方・日本人)のススメで行ったGROM。前回の私のフィレンツェ日記でも登場したところです〜♪ここではメニューの日本語表記はまだのようです。
3年前にトリノにできて以来、どんどん店舗数を増やし続けているGROM。日本からのオファーもあるそうです。さてさて、どこに最初にできるのかしら〜ん。


MACEF最終日は16時半に閉館(それ以外は19時まで)。14時半頃にはもう慌ただしく片づけし始めているブースも多い中、けっこうギリギリまで粘って回りました。が、足がもう限界。一旦ホテルに戻って休憩し、夜にはまた町に出ます。
見本市に加えてバーゲンシーズンということもあり、特にドゥオーモ付近や繁華街、地下鉄などは人酔いするほどの混雑ぶり。しかも雨がぁぁ......。
それでも頑張って、美味しいイタリアンにありつこうとリストランテに行ってきました。
以前から前を通る度に気になっていたお店で、今や若者が集うおしゃれスポット、ガリバルディ門の近くにあります。

冬から春先の旬野菜、プンタレッレが今日はないということで次に選んだ小エビとルッコラのインサラータ(サラダ)。
ん〜〜普通。小エビがちょっと凍ってて残念。ルッコラは旨い!
パスタはサルシッチャ(ソーセージ)のソースのマルファッティという平打ち麺を。カメリエーラのオススメだけあって、モルト ブォーノ!! でも....やっぱり疲れがたまったのか病み上がりがたたったか、美味しいのに喉をなかなか通らなくて、完食するのにけっこう時間がかかってちょとショック....。いつもならこれくらいペロリンチョなのに...。
どチェントロでないにもかかわらず、ビジネスマン風1人客も何人かいて、カメリエーレ達もあったかくて、気楽に夜でも1人で入れる美味しいリストランテ、貴重です。お水とワイン2杯とカッフェで締めて24ユーロ(3,800円)。値頃感もあり。

Ristorante Pizzeria SMERALDINO
Piazza XXV Aprile, 1
tel; 02 6595815  無休

明日、起きて動けそうならブレーシャかクレモナに行くかもぉー!