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<6/febbraio(2月)/2009> a Treviso e Milano <2009年2月6日(金)>

2時に寝ても、やっぱり5時にはバッチリ目が覚める。。おかしいな〜。

今日は午前中トレヴィーゾに行くつもりなのですが、ちょっと冷や冷や。なぜなら、メストレからの列車が1時間に1本しかなく、しかも、向こうからメストレに戻る列車も1時間に1本。更にはミラノまで行くユーロスターの時間もあるから、ガチガチのタイムテーブルを組んで、その上、朝一から郵便局から荷物を発送しないといけない!しかも、3個もあるから2往復!ひょえ〜〜(汗)
郵便局が開くのは8時半。一番乗りだ〜♪と8時10分に行ったら、おじいちゃん2名が既におしゃべりに花を咲かせていました。寒いのに、この方たち一体いつからいるのかしらん・・。
その後も、どんどん老若男女問わず待ち人は増え・・。基本、時間にルーズなイタリア人ですが、営業時間前に待つ、という姿はけっこう見られます(笑)。
おじいちゃんたちは口座関係の窓口へ行ってくれたので、郵送窓口は私が1番!やった!と思ったら、甘かった・・・
海外発送に慣れてないのか、窓口のシニョーラ(愛想は悪くはないのだけど、仕事が遅い・・苦笑)通常10分以内に終わる手続きが30分以上もかかってしまいました。
結局、9時台の列車には乗れず、ホテルをチェックアウトして荷物を置いて、10時16分発の各停にていざ、TREVISOへ!
が、今日はなんだか発着が遅れ気味・・ ちょっとちょっとー、スケジュールガチガチなんだから頼むよ〜〜

20分ほどでトレヴィーゾ駅に到着。2時間弱しかいられないので、急ぎ足で回ります。
まずは、町の南西端に位置するサン・ニコロ教会。総レンガ造りの大きなゴシック式教会はひときわ目を引きます。
がしかし、夕方のミサの時間にしか開かないとのこと・・
内部にはたくさんの15〜6世紀のフレスコ画やキャンバス画があるそうで、誠に残念・・
→ローマ神殿のような前廊を持つドゥオーモ。起源は中世ですが、当時の壁面が残っていたり、後陣だけ15〜6世紀に再建されたり、19世紀にこの前廊の円柱が作られたりで、多少外観がアンバランスな気がしないでもない。。


ドゥオーモの内部は7つのクーポラで覆われた三廊式。かなり広々としています。ここにも15〜6世紀のたくさんの美術作品が収められていて、特にティツィアーノの「受胎告知」は必見です。右写真は、内部左端にある聖体礼拝堂。ここに掛けられていた聖骸布の絵が印象的でした。

ここも何気にポルティコ(柱廊のアーケード)の多い町でした。
町自体のサイズはとても小さいけれど、センスのいいオリジナーレなショップが多く、ウーディネよりもウィンドウショッピングが断然楽しい!
→”トレヴィーゾのサロン”と言われている、町の中心シニョーリ広場。中世の風情あふれる雰囲気のいい空間ですが、同時に活気もあってとても賑やか!

広場の際に建つパラッツォ デイ トレチェント(300人の館)は、20世紀半ばに全面再建されたものの、13世紀の雰囲気を色濃く残しています。東側の壁面には、16世紀の回廊と20世紀の外部階段が違和感なく付けくわえられていてなかなかの存在感。
列車の時間が迫って来て、最後に、川に浮かぶ小島全体が魚市場になってるというペスケリーアへ。
がしかし、焦ってるのと生来の方向音痴が重なり、迷ってものすごく遠回りして走って汗かいて、やーっと到着。
へ?これ?小島?
想像してたのとは違ってかなりモダンな佇まいでしたが、見れて良かった良かった(笑)。大勢のお客さんで賑わっていて、中を通って見ていきたいところだけど、駅とは逆方向だから断念!
トレヴィーゾの特徴のひとつがこの水の風景。二つの川が合流する地帯にあるため町全体に水路が巡っています。これがまたロマンチックな雰囲気を漂わせていて、一瞬ヴェネツィアの路地に入り込んだような錯覚に陥ります。

とにかく、この町はたった2時間回るだけじゃもったいない!もっとゆっくり過ごしたい素敵な町でした。
しかも、ティラミス発祥の地だというのにいっこも食べられなかったのも残念でした(涙)。。

ギリギリで12時22分の列車に飛び乗り、メストレへと戻ります。44分に着いて荷物をピックアップして13時2分発のミラノ行きに乗らないと〜!と気が急いてる中、メストレ駅到着直前でなぜか5分以上も停車したまま。もうこんな時に限ってなんだからー、あーいらいら。
50分着。ホテルに走る。また駅に戻る。 エレベーターがないので重い荷物をエッチラオッチラ階段移動。でも、下りも上りもそれぞれ通りがかりの男性が助けてくれました。気が弱ってるときは、こういう親切がものすごくうれしい・・
バールにも寄る時間がなかったので、お昼は抜き。オ ファ〜メ(おなか減った)〜〜。

今日は本来のイタリア鉄道に戻ったのか、定刻出発したのにミラノには10分以上遅れて到着(苦笑)。
そして、またもや雨・・(撃沈)。こりゃほんとにミラノとの相性が悪くなっちゃったわね。

HOTEL MONOPOLEに再チェックインしたら、この間と同じ部屋でなんだかうれしい。ただいま〜!な気分が盛り上がるってもんです。

何とかミラノでの目的を一通りこなし、やっとお待ちかねのチェーナです!
9月に初めて入って友人共に気に入った、ガリバルディ通りのリストランテ・ピッツェリアに再訪です。
店内の8割以上の人がピッツァを食べてる中、前回食べなかったパスタにし〜よう、と選んだパッパルデッレ ボスカイオーロ(きこり風)は、卵たっぷり麺と香り高いソースのハーモニーが想像通り旨かった!
もう一品何しようかな。。と目にとまったのが”トレヴィズィアーナ カルトッチオ”。まさに、今日行ってきたばかりのトレヴィーゾ料理じゃん!と、うれしくなって、カルトッチオが何なのかよく分からずに注文。果たして来たものは・・・
ギョギョギョっ。長さ30センチほどもあるアルミ箔に包まれた物体。周囲のお客さんたち、みーんなこっち見てるよ。
ちょっと恥ずかしながらパリパリとアルミ箔を開いたら、でっかいラディッキオ ロッソ(赤チコリ)が丸ごと入ってました〜〜。。
そう、トレヴィーゾは赤チコリがとても有名なのでした。気づけよ、先に(苦笑)。

蒸し焼きにしてオリーブオイルやバルサミコ酢をかけていただく、シンプルなこの一品。
ほんのり苦味があって美味しいんだけど、こんなに巨大なのを一人では到底無理。。。3分の1ほどでギブアップです。
みんなまだチラチラ見てるし(苦笑)。

赤ワイングラス1杯&お水で締めて20ユーロなり。
MALASTRANA ROSSA
Via Palermo,21(Angolo C.so Garibaldi)
tel: 02-86462074 土曜昼と月曜休み

雨脚がどんどん強くなる中、お店でタクシーを呼んでもらって帰りました。
ホテルの住所を言ったら、運転手さん、「ちょっと待って〜」とカーナビに住所を入力。
ナビが入ったタクシーは最近かなり増えてはいるものの、まるでインテリアの一部のように誰もほとんど使ってなかったのに、入力してから走った人に初めて出会いました。
あーぁ、どんなに小さな路地でも完璧に覚えていたイタリアのタクシー運転手さんが、こうしてどんどん素人みたいになってくんだなぁ。。と、妙に淋しい気持ちになった夜でした。

明日はとうとう帰国日となりました。近郊の町、ローディへ再訪します!