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<7/giugno(6月)/2009> a Roma  <2009年6月7日(日)>


今日は日曜日。
ローマとは言え、日曜日はやっぱりショップ系はほぼお休みのようなので、 言いわけではないけれど(苦笑)今日は観光オンリー日と決め、朝の準備もゆっくりと・・


広〜いダイニングルームは、さすがデザイン系ホテル、モダンでおっしゃれ〜!!
スクランブルエッグも付け合わせのフンギも十分美味しい。
これにあとフルーツもいただいて、朝からお腹いっぱいです。


さて、まずは毎週日曜午前中に市が立つポルタ・ポルテーゼへ。
ここは、ローマナビのブログでしょっちゅう紹介されていたこともあって、ずっとずっと見たかったメルカート。ホテルからも徒歩で行ける距離です。
ポルテーゼ門からいざスタート!



衣類や生活用品が中心で、フィレンツェのカッシーネ市を巨大にしたカンジ、でしょうか。。同じような店が多いのでだんだん飽きてきます(苦笑)。靴はかなり安くてかわいいものも多いのですが、イマイチ不安・・。こりゃ毎週通ってじっくり試着し比べたりしないと買えないな〜。
1番楽しみにしていた骨董系は、中ほどの小さな広場のみにて集中していました。↑100数十年前の古新聞や古いキッチン用品(アルミ鍋やマッキネッタには特にそそられました)、背表紙の文字が判読不可能なほどぼろぼろになった古書や、絵はがき、切手など、見ているだけでも楽しめます。

1時間ほどで全長1キロほどのメルカート見学終了〜!

終点からほど近いテスタッチョ橋を渡り、川沿いの並木道をひたすら歩きます。
途中、いきなり雨がバラバラと降って来ましたが、このこんもりと繁った木々が傘代わりに。


↑アヴェンティーノの丘入口から”徒歩コース”という案内に沿って人気のない広い坂をひたすら上り(しんどかったぁ・・)、公園や2つの大きな教会の前を通って、やっと着いたマルタ騎士団広場!ここもずっと来たかったところ。散々テレビや雑誌で取り上げられているのですっかり有名になったこの館の門の前には、既に10人以上の列ができていました。

通称「天国の扉」の鍵穴。
扉の向こうには、十字軍以来のマルタ騎士団という修道会の庭があって、アーチ状に植木がきれいに刈り込まれていて、その先には・・・
ヴァティカンのサン・ピエトロ寺院のクーポラがぽっかりと浮かんでる!かわいい!額の絵のよう!

ちょっと感動的です。
でも、どうしてもクーポラが写真に写らないの・・(涙)
( 再度並んで撮り直したけどダメでした〜)
でも、並びなおしたおかげで、その間、車両搬入のためなんと数分ほど扉が開いたのです!!
そこにいた観光客全員が歓喜の声をあげて我先にと写真を撮る。車が入れないからと制止される。そんな中、私は肉眼で見るだけで精いっぱいでした。。でも、ほんとにラッキー♪ それにしても、故意か偶然か、これを作った人はしゃれっ気がありますな〜。



来た道を少し戻って、サンタ・サビーナ聖堂へ。日曜のミサ中で中には入れず。。
5世紀初頭の創建時のまま残される、キリスト教図像をあらわした木彫り扉が入口付近でどうしても見つからなかったんだけど、内部にあったんだろうか・・ショック。

教会のお隣にあるサヴェッロ公園に入ってみました。
通称”オレンジの公園”。確かに、広大な公園にはたわわに実がなるオレンジの木が、葉も青々と生い茂っています。
日陰が多くて気持ちいい!

そして、正面奥の展望台からの眺めが最高なのです!

さきほど鍵穴からのぞいたサン・ピエトロ寺院もくっきり。
ヴィットリオ・エマヌエレ二世記念堂を背中側から一望(笑)
眼下にはテヴェレ川とパラティーナ橋、その向こうのティベリーナ島の一部も。


アヴェンティーノの丘の中を降りていくと、正面の大通りの向こうに見えるは古代の大競技場、チルコ・マッシモ!
今はただの跡地ですが、半端なくでかいです。

たまたま町のお土産屋さんで「古代ローマ」なるポスターを見つけ、当時のコロッセオやチルコ・マッシモの様子を見ることができました。

4世紀には最大で30万人も収容できたって、東京ドームの6倍弱かぁ。。と思い浮かべてももはや想像を超えてますが。
中央に分離帯があって、そのまた中央に立っていたオベリスクが、今のポポロ広場にあるそれ、です。


今日のランチは、やっぱり昨夜のリベンジでしょう。昨日の店はL'Antico Moro、行きたかったのは、”Hostaria del Moro”。ややこしいっちゅーねん。しかも、紅白チェックのテーブルクロスも同じだしぃ〜。
しかも、昨夜何度も下町風写真を撮った通りにありました・・・(絶句)

前菜には、ブルスケッタの盛り合わせ。特大盛りの6個入り。ひいき目ではなくどれもウマい!特にオリジナルの黒オリーブのパテが絶品でした。
プリモには、スカンピ(海老)のリゾットを。これがむちゃむちゃウマい!!エビ系のパスタ好きの夫にタッパウエアに詰めて持って帰ってあげたいくらい。しっかし、どちらもトロッポだ(多すぎ)〜〜 。お隣のイタリア人夫婦は、自分の顔の2倍くらいはあるビステッカを各々で食べてました・・
結局、 リゾットは1/5残してギブアップ・・。白ワイン1/4とお水とカッフェで締めて18ユーロ(約2,500円)。大満足っ。
 
  HOSTARIA DEL MORO
  Vicolo del Cinque,35-36-37(トゥリルッサ広場のそば)
  tel: 06-5809165、06-586077 月曜お休み 

昼間のワインと強い日差しでちょっとふらふら〜。
でも、その足でバスでテルミニ駅まで出て、地下鉄に乗ってコロッセオへ!
これを正面に見れる通りのレジデンスに義母と母と滞在してから3年ぶりです。もちろん、母には写メを送りました。
この地区に来た目的は、サン・クレメンテ教会。
前回母たちと通ったときは、ここにえらいお宝があるとは知らず、ちょこっと内部を見学したのみだったのでした。
もちろん、その時に見た後陣の天井を飾る12世紀のモザイクも見どころなのですが、ここの地下にある4世紀時代の教会もすごいのです(あいにく撮影一切禁止・・)。
2層になった地下教会の地下2階に3世紀初頭のミトラ教(ローマ帝国時代に流行した太陽信仰)の神殿があり、ちょっと奇妙な祭壇室を見ることができます。その後その上に建てられたキリスト教の聖堂には、9〜11世紀の壁画がしっかりと残されています(絵がちょっとマンガチック)。上の教会を支える柱も特徴的で、1つ1つ見ていると迷子になるほど広大です。暗くて深くてちょっとジメっとしていますが、泉も湧いて水路も通り、とても涼しい空間です。とにかく、見どころ満載、入場料5ユーロは決して高くないでしょう。


今度は、カラバッジョを観るためにサンタ・マリア・デル・ポポロ教会へ移動。我ながら、よく動くねと自画自賛。
がしかし!またもや結婚式・・。もーーぉ、観光スポットで挙げないでよーーと意地悪な気持ちになってみる(苦笑)。
関係者っぽいおじさんが、入口の先で観光客がこれ以上入らないよう制止していて、「明日は7時から開いてるよ〜」って。はいはい、分かりましたよ。

ポポロ広場のオベリスク。さきほどのチルコ・マッシモに最初置かれていたのが、16世紀にここに移されました。
3年前はお化粧直しのため、オベリスクの絵が描かれたカバーにすっぽり覆われていましたが、またその雄姿を見ることができました。
何となくずーっと歩いて、パンテオンに着いたのが18時10分。
なんと。。日曜は18時で終了〜(涙)。こんなに日が高いのに!!(関係ないか)

ぼやぼやしてるとこーゆーことは大変多いのです。とほ。。

パンテオンからナヴォーナ広場に行く途中にある小さな広場に、行列のできるバールがあります。その名も”サンテウスタキオ・イル・カッフェ”。ローマで1番美味しいと評判だとか。
先にレジでカッフェの支払い(1杯2.2ユーロ!高っ!)と、この店オリジナルのコーヒー豆入りチョコなどを購入。レシートを持ってカウンターに行儀よく2列で並びます(並んでまでカッフェを飲んだのは初めてだ!)。バリスタにカッフェを頼む時、どうも砂糖入りかそうでないかを言わなきゃいけないみたいで、とりあえず私は「ノルマーレ」と言ってみたのですが、なぜか砂糖入りが出てきました(苦笑)。
でもでも、これが絶妙!クリーミーで美味しい〜〜!!
  Sant'Eustachio il caffe`
  Piazza Sant'Eustachio,82


ナヴォーナ広場は、半分はさながら絵画の展示場、もう半分は、パフォーマンス大会場と化していました。とにかくすごい人出です。改めまして、今回の旅・ベルニーニ作品第2弾、「4大河の噴水」。なかでも私のお気に入りは、このラプラタの像。ベルニーニのライバル、ボッロミーニが設計した噴水の前の教会が、倒れかかってくる様子をこのポーズで表したというエピソードがあって、それは時期的にウソらしいけど、いわくつきで面白いじゃないですか。

そのあともひたすら歩いてサンタンジェロ橋へ。
ご存じ、この橋のデザインと天使像もベルニーニによるもの。

雲ひとつない青空と、サンタンジェロ城&橋のシンメトリーの美しい構図が見られるこのポイントは、大好きな場所のひとつ。
歩くのはいいけど、流しのタクシーは拾えないし、乗り場も見つからず、結局ホテルまで歩いて戻ってしまいました・・
時刻は8時半。足腰はガクガクで最早夕食に出る元気もなく、ホテルのダイニングに行ってみると、既に閉まりかけてます。。
食べるものは何かないかとダメ元で聞いてみたら、サンドイッチを作ってくれましたー!! きゃーうれし♪ しかも美味しい!

明日はとうとう日本に発つ日。でも、ギリギリまで回りますぞ〜。もう少々おつきあいのほど・・