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19/marzo (3月)/2015> a Volterra e Firenze <2015年3月19日(木)>


早朝5時、寝汗ぐっしょりで目が覚める・・。まさかのオネショかと飛び起きた(笑)
そのまま起きて、発送する荷物の準備でまたひと汗かいてしまう。。(^^;
朝のニュース番組では、昨日3月18日に起きたチュニジアの国立博物館襲撃事件について繰り返し報道されています。
イタリア人4人、日本人(この時点で)3人含む19人もの方が亡くなってしまい、暗澹たる気持ちで画面を見つめていました。我々のようにただ旅行を楽しみ、たまたま博物館にいただけなのに、、、

さて、今日はフィレンツェからバスで約2時間ほど行ったところにあるヴォルテッラという小さな町を訪れます。
2002年以来13年ぶりの二度目の再訪。時間の経つのが速いこと速いこと・・・。
出かける支度に手間取り、8時40分発のSITAのバスに乗るべく発着場まで走って5分前に到着。すると切符売り場には行列が・・・。
これを逃すと次は13時40分までありません。ヒヤヒヤしながら待つこと5分。珍しく早く進んでぎりぎりでシエナ行きに乗り込むことができました。ふぅ〜。。また汗だく。。

ただ、切符は目的地のVolterraまでは売ってくれず(バス会社が違うため)、途中で乗り換えるColle di Val d'Elsaまでを購入します。
バスに乗り込む際、念のため運転手のお姉さんに「Colle di Val d'Elsaで停まるよね?」って聞いてたら、同乗の女の子が「Volterraに行くんでしょ?私もそこで乗り換えるから大丈夫」って言ってくれました。親切だ〜〜♪

約1時間後、Colle〜に到着。先ほどの女の子と一緒に降りる際、逆向きに停まっている別のバス(CPT社・PISA行き)が見えて、「あのバスに乗るのよ」と教えてくれました。ただ、私はまだVolterraまでの切符を買えていない。それを言うと、「じゃぁあそこにあるエディーコラ(売店)で買うといいわ。私は先にあのバスに乗って運転手さんに待つように言っておくから!」
ほんと親切だ〜〜(;_;)。最近、大きな町ばかり行っててこういう優しさに触れてなかったかも・・涙、涙。

おかげで無事に乗り換えもでき、あとは目的地まで気楽に車窓の景色を楽しむだけ!
ぶどう畑を横目ににずんずん丘を上る上る・・・

緑の大海原が続きます!のどかだー。
幸いにもお天気も良好です!

がしかし、実はこの時、頭の中はあることでいっぱいで、無理やりこの景色で心を落ち着けていたのでした。。


予定通り、10時半すぎにヴォルテッラの入口、Martini della Liberta広場に到着。
広場にある売店で、念のため帰りの切符を先にゲットしておきます(同時に時刻表もチェック。本数が少ないので、けっこう大事)。
←広場から歩いてほどなく、プリオーリ宮があるプリオーリ広場に出ます。
フィレンツェで広大な広場ばかりを目にしてると、ものすごーくこじんまりとした広場に見えますが、町1番の歴史ある重要な場所。
同時期に建てられたからかどうなのか、フィレンツェのヴェッキオ宮によく似てます!

→プリオーリ宮の裏手にある広場には素朴な佇まいのドゥオーモが。
13年前もちゃんと見ているはずなのに、すっかり記憶が飛んでます・・


←美しい格天井と、縞模様の大理石のアーチのある壁が全体を豪華に見せてくれる内部。
明るく光を取り入れる角型の窓には、ガラスの代わりにこの地方特産のアラバストロ(雪花石膏)が用いられているとか。



↑ちょっとトイレに行きたくなったので、プリオーリ広場で見かけたバールで、カッフェ&トイレ休憩。
なんと、こんなトスカーナの小っちゃい町で(失礼!)、ナポリの有名カフェブランド”パッサラックア”のカッフェと出会った!
当店で取り扱い中の北イタリア生まれのCARRAROも旨いけど、これも旨いんだな〜。(既に日本進出済み)


↑こちらが、アラバストロ(英語読みでアラバスター)。本来は、乳白色の色合いを持つ石ですが、加工しやすいため様々な形や色の工芸品やアクセサリーなどが作られ町中で売られています。工房もたくさん見かけました。
エトルリアの時代からずっとこの石とともに生きている町なのです。
今回、ここを訪れたのも、以前アラバストロの加工会社がミラノの展示会に出ていて、そこで見たペーパーウェイトを直接買い付けるため。他にも惹かれたものがあればついでに。。と思っていたものの、結局ハート型1本勝負でした(苦笑)。それでも、わざわざ行く価値ありの素敵な町です。


←↑ 都会の喧騒を忘れさせてくれる、ゆるくてのんびりした雰囲気。
月並みな表現ですが、中世で時が止まったような場所だらけなのです!


→ランチのために目星をつけてたトラットリーアを事前チェック。表に貼られたメニューを見ると、郷土料理も美味しそう!決めたっ。


今夜もガッツリ食べないといけないので、ここではセコンドと付け合せのみで。

←本日のオススメから選んだのが、豚ヒレソテーのペコリーノソース&トリュフ少々。これがもうOTTIMO!!でした。お肉もふんわり柔らかく、濃厚だけどしつこくないチーズソースとの相性も抜群で、パンにもつけて食べきりました。
おなじみ、白いんげんも甘味が強くて美味しいこと!毎日食べたーい!!
赤ワイン1杯とお水とカフェで締めて25ユーロなり!

Trattoria Pizzeria Il Poggio
Via Porta all'Arco,7  火曜お休み
http://www.ilpoggiovolterra.it/
店内は家庭的で居心地もいいお店でした。


→かつての城塞都市は、眺めも最高。


←クレーンやパラボラアンテナがなければ、本当に中世の時代にワープしたかのように見えるんだけど。。。
それでも十分美しい眺めです。



↑本当は、エトルリア博物館にも行って2時間ほど後のバスと電車で帰るつもりだったのですが、行きのバスの中でエラいことを思い出し、1本早く帰ることにしたのでした。。。その詳細はブログにて。。汗。
バスの発着広場から、14時5分発Pontedera行きのバスに乗り、15時半にイタリア鉄道Pontedera駅近くのバス停に到着。15分ほど待ってそこから列車でフィレンツェに戻りました。

16時半フィレンツェに到着!
宿に一旦戻ったあと、急いで、その思い出したエラいことを確認すべく出動。
結局、大丈夫だった〜〜!!ヽ(´▽`)/
ほっとして気が抜けましたとさ・・・

←今回の見納めドゥオーモ夕暮れの巻。
西陽を受ける姿も、何度見ても飽きません。


さて、フィレンツェ最後の晩餐です。
19時頃、例のご夫妻をお迎えに行き、散歩しながら一緒に目的のお店に向かいます。
→よく晴れた夜は、ポンテヴェッキオの夜の美しさもひとしお。


←お店の近くで何やら人だかりが。。
そのうちどっと歓声もあがり、ひょっとして・・?と近づいてみると、やっぱりサッカーだぁー(笑)

大画面を食い入るように見つめる大の男たちが、パブから通りにまであふれています。
この日は、ヨーロッパリーグのフィレンツェ対ローマ戦。フィレンツェチームが1点入れる度に大歓声の嵐で、見ていて可笑しくて・・・(^^;


↑さて、19時半お店が開店!今夜の舞台は、大好きなカッミッロ!なのに8年ぶりというご無沙汰ぶり・・・。
まずはビールから、色々野菜のフリットをつまみにいただきます。相変わらずサックサクで軽くて美味しい!花ズッキーニも最高だ〜


↑昨夜もその前もパスタを頼まなかったので、プリモにミートソースのトルテッリーニと、昨日SATOさんからオススメされてたエビカレーとリゾットをセコンドに。
イタリアのトラットリーアでカレーってとても珍しいのですが、これがオリジナーレですんごく美味しい!一緒に添えられたチャツネのようなモスタルダがまたよく合うこと。タッパウェアに入れて持って帰りたいほどでした。

ご夫妻ともに、最初のフリットがいたくお気に召されたので、もう一度、今度は野菜にエビも加えてもらったら、ポテチも入った豪華盛りに(笑)。
すべてきれいに平らげました!
ちなみに、これはしっかりセコンド扱いになってました(^^;

ビールとキャンティクラッシコ1本とお水とカッフェで、締めて3人で146ユーロなり!いや〜満足満足!

TRATTORIA ”CAMMILLO”
Borgo San Jacopo,57/R
055-212427 火曜、水曜お休み


→京都のご夫妻は、引き続きあと4泊フィレンツェに滞在され、私は明日ヴェネツィアへ向かいます。
あと4日分の夕食のお店情報や、観光情報などをレクチャーした後、 準備もあるので早めに解散。
残り、何事もなく楽しく過ごしていただけますように。。

涼やかな夜風の中お宿に向かいつつ、既に頭ん中は荷造りのことでいっぱい。。。