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<18/ottobre(10月)/2017> a Ostuni e Bari <2017年10月18日(水)>




←朝6時。
まだ深夜のような漆黒の闇に浮かび上がるドゥオーモ群。
人もいなくて静かで、ピリッとした冷気もまたいい感じ。

フィレンツェ初日に突如発覚した、バーリ1泊旅の間の荷物が宿に置いておけない事件の解決策、Nildeんちで今回知り合った日本人のAさんの工房に預けるべく、ゴロゴロと荷物を引いて駅方面へ。
ちょうど早朝お出かけ前のAさんに託し、一旦宿へ戻り、鍵を部屋の中に置いて宿を後にします。


↑7時半発の列車に乗る前に、16番ホームに最近新しくできたというBARで朝食を。
まだ早いからかもしれないけど、静かで落ち着いていただけて好印象。


↑さぁ!長旅の始まりです。
急きょ1泊だけプーリア州まで足を伸ばそうと思い立ち、オンライン旅行会社のmytripでフィレンツェ〜バーリの往復便を予約したら、日本出発の前日に、往路のLCC便がキャンセルになったというメールが。。復路はバーリ〜ローマ〜フィレンツェのアリタリア便でちゃんとイキているので、それならもう行っちゃおう!!と列車に切り替えたというわけです。
フィレンツェ〜ボローニャ乗り換えで目的地のオストゥーニまで8時間!!さすがに長〜〜い(汗)。
ボローニャでレッチェ行きに乗りつぎ、ほどなくアドリア海が見えてくるとテンションマックス!グーグルマップで現在地のポイントを見つつ景色も眺めていると、長旅だからと2冊も文庫本を持ってきたのにほぼ用なし状態に(笑)。


←確かペスカーラの辺り。
あぁ青すぎる。
泳げないし焼けるの嫌だから、海に入るのはNOだけど、見るのは大・大好き。
神様、このお天気を下さって本当にありがとう。

←プーリア州に入って少し海岸から離れると、さすがオリーブオイルの産地だけあって、線路沿いは見渡す限りオリーブ畑!

→7時半にフィレンツェを出て、バーリに14時20分ごろ到着。ローカル線に乗り換えて15時45分にやっと到着、オストゥーニ駅!(バーリからは約1時間)
でも、意外にあっという間だったような。

お昼ご飯を持ち込みそびれ買いそびれ、お腹が激減りですが、駅前に待機していたチェントロ行きのミニバスにこのまま飛び乗ります。
切符は、駅内バールで0.9ユーロで販売。バス内でも買えますが、1.5ユーロになります。

←20分ほどで、町の中心リヴェルタ広場に到着。
パラッツォ(建物)の乾いた色や空気感が、南に来たぞ!と思わせてくれてまたまたテンションアップ!

正面に見える大きな建物は、14世紀創建の元修道院で、今は市庁舎として使われています。



→テラコッタの素焼きにカラフルでユニークな模様を施した雑貨たちは、やっぱり南っぽい。


←なかなか日本の住宅には合わないけれど、個人的にはキライじゃないセンス(笑)。

  

2003年に初めて南イタリアを訪れた際、アルベロベッロを筆頭に、ロコロトンドやチステルニーノなど”白い町”を少しだけ回りました。

↓→ ここオストゥーニも、 石灰岩でできた町全体がほとんど白く塗られています。だから、花や植木やディスプレイが映えること!
おまけに青空で、ホントにうれしいったら。
袋小路も多く、写真のために人のいない通りを探していると迷子になりそう。閑散として見えますが、かーなりの数の欧米人観光客で賑わっていました。




↑ガイドブックも地図もないので(インフォメーションに立ち寄るのを忘れた!)、なんとなく人の流れに沿ってずんずん坂道を進んでいくと、カッテドラーレ(大聖堂)が目の前に!
後で遠目にこの町を眺めた時、この大聖堂がてっぺん近くにあるのがよく見えました。

←向こうにアドリア海のブルーが見える〜
要塞都市ならではの絶景なり。

→旧いパンダがよく似合う〜



←プーリア州名物パスタのオレッキエッティや、タラッリ(ミニドーナツみたいな形の固焼きパン)、オリーブオイルなど。
1泊分の手荷物が重く、何も買う気にならなかったことが悔やまれる。。

→ざっとまわって、リヴェルタ広場に戻り、到着後に寄り忘れていたインフォメーションに遅ればせながら地図をいただきに。
ついでに、帰りの手段と時間も聞いてみました。

来るときに降りたリヴェルタ広場は降車専用で、駅行き乗り場はここから歩いて数分ほどの場所。
ちょうど20分後に1時間に1本しかないバスが出るとのこと。ひゃ〜アブナイアブナイ・・



←広場の端にひときわ目立つ塔とその上におわすは、オストゥーニの守護聖人、サン・オロンツォの像。
ズームで撮らなかったのですが、オロンツォ様の右手がピースサインの形で、えー?と一瞬思いますが、これは実は祝福のサインなんだそうで。。

→バス停のある通りから、町の全体像を眺めることができます。

まるで白いウェディングケーキがオリーブの森の上に浮いているような、と表現していた昔の雑誌の記事がありましたが、言いえて妙なり。
頂にはカッテドラーレが。あんなに大きかったのね。

こうして遠目に見ると、まさに”白く美しい町”ですが、町なかで壁や道などをよくよく見ると、実はけっこう汚れていたりゴミが多かったりで、お金がないのか町の怠惰っぷりがちらほら伺えてしまったのがちょっと残念かな。


オストゥーニ駅発のバーリ方面の列車が17時56分で、それに間に合うちょうどよいバスが17時25分発。が、待てど暮らせど来ない。。他にも待ってる人が数人いるけど、なぜかのんきそう。。
17時45分、やっと来た!でも、来るときに20分もかかったんだから絶対無理やん!とイライラして乗ったら、けっこうな下り坂しかも悪路をすんごいスピードで走る走る。おかげで揺れて車窓のオリーブの樹林の写真が撮れない〜〜。でも、2分前の54分に駅到着。。。最後につじつま合わせば万事OKの、イタリアあるある、でした(笑)

←しかも、56分発の列車もちょっと遅れるという。。(-_-)


町のサイズの割に、ツーリストがホントに多くて、だからなのか、たくさんのオステリアやリストランテがあったので、ここで1泊すべきだったなぁ。。とまた悔やまれ。
結局お昼を食べそこね、思考も停止気味(汗)。


19時前にバーリ駅に着き、予約しておいた駅前のB&Bに行ったものの、チェックイン予定時間を21時頃と知らせてたものだから、スタッフ常駐ではないため、インターフォンで応答なし。

しょうがないので、先に夕食を済ませるべく、その場でグーグルマップで見つけて、まぁまぁ評価もよい1軒のリストランテへ。(本当は、宿の人に聞こうと思ってた。。)

ちょっと引くくらい蛍光灯で煌々とした広い店内で、私は2番目のお客。
→とりあえず、プーリアに来たならモッツァレッラでしょう!と100gほど注文。
ナイフを入れた瞬間、しまった、あのトロトロとろけるブッラータじゃない・・。

ここには置いてないようで、先に確認しなかった私が悪いわね。
でも、普通のモッツァレッラでも美味しいはず。あれ・・・フツーだ・・・むしろ、ゴムみたいで美味しくない〜。
付け合せの野菜サラダも、パサパサで味気なくてウサギさんのごはんよりひどいかも〜

←同時に注文した、今回の旅の初ピッツァ、カプリチョーザも、生地はまぁいいとして、フンギ(きのこ)は缶詰のマッシュルームのようで、すごく雑な感じ。
ロゼで無理やり口に押し込むも、どんどん機嫌が悪くなる私。いずれも半分ほど残して早々に退散しました。

せっかくの貴重な旅めし。適当に決めるべきではなかったと改めて反省です。
あぁ、それにしても悔しいなぁ。。

ちなみに店名はLA PIAZZETTA。(もちろん、個人的な感想ですので悪しからず)



↑20時頃、アパートメントの入り口から偶然入り込めるも、お宿自体はまだどなたも来られず。10分後、オーナーさんが来てくれた!早めで助かった〜
イタリア人俳優のルイジ・ロ・カーショ似の優しい感じの方でひとまずホッ。
お部屋も、1泊だけにはもったいない広さと快適さです。


↑浴室も無駄にでかい(笑)。この回転式ボックス棚、裏側が全身ミラーがついていてなかなか便利!
共有スペースにはカッフェやお菓子などが常備。

Metropolitan B&B
Piazza Aldo Moro 55(バーリ駅前の広場の北西側)
Booking.comで予約して、1泊50ユーロでした。
共有スペースに冷蔵庫があるので、個々の部屋にはついていません。

明日は朝バーリを少し散歩して、フィレンツェで荷物をピックして、そのままミラノへ!
これが実はもう、マンマミーアな日だったんです。。。