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<17/settembre(9月)/2018> a Lago Maggiore vol.2 <2018年9月17日(月)>


→さきほど乗船したメンバーとともに、次に向かったのはペスカトーリ島。
マードレ島からは10分ほどの距離です。


←マードレ島とは違って、建物も多くてかなり町っぽいぞ。

→降りた先からお土産屋さんがずらり。”ペスカトーリ”という名前どおり昔は漁師の住む家が連なる島だったそうですが、今じゃすっかり観光地になったようで・・

←島の小さな教会、サン・ヴィットーレ教会。
ここには確かに人の営みがあるってことですね。 漁師さんたちの心のよりどころだったのでしょうか。



↑ミニスーパーやピッツェリア、美味しそうなリストランテなどが軒を連ねていて、どの路地もかわいい!絵になる!
でも、悲しいかな、今まだ10時半なのよねぇ。。食べるところはどこも開いてないのよねぇ。。やっぱり順番間違ってるよ〜〜お昼時に着くようにして〜〜

←まだ現役の漁師さんがいるのかなぁ。。網がたくさん干してありました。


→ここには宮殿はなく、ほとんどが観光客相手のお店なので、30分ほどまわるともう手持無沙汰に・・

早々に船着場に戻ってまたもやぼーっとお迎えを待つ。。同じように、同乗のメンバー達も暇そうにしてる・・(笑)

ふと、湖上を見ていたら、あることに気が付いた。
大きな遊覧船みたいなのが何艘か行きかってるんだけど、あれはなに??(これも後程理由が判明・・)


→ペスカトーリ島からものの5分でベッラ島に到着!
大きな建造物と緑が島いっぱいに広がっている感じです。
まずはこちら、船着場の目の前にどーんとそそり立つボッローメオ宮殿へ。マードレ島のよりはるかに立派な構えです。
観光客の数も半端ない!


←17世紀にボッローメオ伯爵カルロ3世が、妻イザベッラのために憩いの場所を作ろうと、この島にこの宮殿を作ったそうな。しかも、イザベッラの名にちなんで、ベッラ(美しい)島と名付けたんですって!羨ましすぎる・・

バロック様式の宮殿内部はどこを切り取っても優雅で豪華。


↑ゴージャスな金の額縁に絵が負けそうな・・^^; 照明もとても凝った作りで見とれちゃう。

→”王座の間”にも、金をふんだんに使った椅子が鎮座。

←ボッローメオ伯爵の一生を描いた金のメダリオ(メダル)が壁に飾られた、”メダルの間”。
鮮やかなブルーのガラスの食器にも金の装飾が散りばめられて・・



→ 大きなクーポラと壁の漆喰や金の装飾が美しい、圧巻の”大広間”。
広間の中ほどに、ベッラ島全体の模型があって・・・


←コチラ。
島=宮殿。ボッローメオ家の財力、恐るべし。


→これまた金で覆われたピアノが鎮座する”音楽の間”。


←窓から、ペスカトーリ島が歩いて渡れそうなくらい近くに見える!

ざざざぁぁ。。と、 波打つ音がまるで海辺にいるようで、これまた心地よく。。




↑あのナポレオン・ボナパルトが1797年8月にここに滞在したという”ナポレオンの間”。天蓋付きのベッドが、ちょっと奥まったスペースにすっぽりと収まっていて、さぞ寝心地もよかったことでしょう。


→こちらにも、様々な衣装に身を包むマリオネットたちの小劇場が♪


←地下に降りると景色が一変。グロテスクで異様な世界が広がっていました。一瞬、ぷんっとかびくさい匂いも・・
その名も”洞窟アパート”。6つの部屋から成るこのフロアは、壁から天井、床に至るまですべて凝灰岩や小石などで埋め尽くされています。




↑天井や壁の装飾には貝殻や大理石が使われ、デザインも大胆で美しい。上階より少しひんやり感じるのは、やはりここが避暑的な目的で作られたからのようで。


→床のモザイクもお見事です。


←また上階に上がると、ずらりと16世紀のタペストリーが並ぶ”つづれ織りのギャラリー”に出ます。



→そして、いよいよ外へ。
こちらもある意味すごい空間。さながら緑と花の大劇場、大舞台、のようです。


←逆光で少しわかりづらいのですが、こちらが北側正面から見た姿。階段状になったイタリアバロック式庭園です。



→てっぺんには、ボッローメオ家の紋章にある一角獣の像が。
テラスごとにレースの縁取りのようにベゴニアが植えられ、洞窟と同じように石や貝殻で埋め尽くされた外壁とのコントラストがくっきり。


←彫像や噴水の配置なんかも計算しつくされてるんでしょうねぇ。。
この中にいると小躍りしたくなるくらい楽しくなります。



→絶景かな、絶景かな。


←最上段には展望広場があり、360度パノラマが楽しめます。



→そこから南側を見下ろすと、10段ある階段状のテラスのちょうど真ん中あたり、踊り場的な場所に、これまた美しくデザインされた庭園が。






↑どこを歩いてもカラフルで楽しい!いい香りが風に乗って鼻腔もピクピク、ココロもワクワク。本当に手入れも行き届いていて、マードレ島と合わせて21ユーロはやっぱり高くない!ともう一度言っておこうww

←あぁ、やっぱり湖は穏やかでスキ。



→ちょっと路地に入ればセンスのいいアクセサリー屋さんやカワイイ雑貨屋さんが軒を連ねています。
ほんの何年か前までは、宮殿を公開するのみでお店もレストランもなかったそうですが、 今ではこちらもすっかりド観光地になったようです。カプリ島ほどじゃないけれど。


さて、お腹すいた!
←ぷらぷら歩きながら、雰囲気がよさげだったのが決め手の、ホテル併設のテラス席のある湖畔のリストランテ、ELVEZIA。

日差しは受けずに風だけがさらっと抜けて、お昼寝したいくらい気持ちよかった・・



せっかくだから、湖のお魚を使ったものを・・いうことでチョイスしたのが、こちらのリゾット。
→「カルナローリ米を使った”Paniscia”のような、でも湖のお魚を使ったリゾット」
という名前の一品。長っ!

”パニーシャ”とは、ピエモンテ州の特にノヴァーラ県名物の、サラミ、インゲン豆、香味野菜が入った赤ワイン風味のリゾットで、そこに淡水魚をプラスしてマッジョーレ湖風にしました、って感じ?

これが上品なお味で美味しくて、ペロッといただきました♪


14時半頃に来た迎えのボートで、ストレーザへ戻ります。
←改めて、ベッラ島の全貌をまじまじと・・・



→南側から階段状の庭園も改めてまじまじと・・。外から見ても本当に美しく調和的で芸術的!
ドローンに乗ってちょっと上からも眺めてみたい。

でも、3つの島の中では、最初のマードレ島が1番お気に入りかな。


ものの5分でストレーザの船着場に到着。すぐにちょっと確かめたいことがあってこちらに・・

←やっぱりそうだった。
朝チケットを買ったしょっぼい売り場じゃなくて、もう少し先に進めばこの公共施設の遊覧船チケット売り場があったのでした。(ツーリストインフォメーションもあり)
確かに、オフィシャルサイトで調べたとおり3島周遊券は16.9ユーロでした。
どうりで周遊順序も違うはずだ。



→これこれ、あのしょっぼいボートじゃなくて、この立派な遊覧船に乗るべきだったのよー。
地球の歩き方にも、旅行者の方のブログにも、さんざん遊覧船とか公共の方に、とか書いてくれてるのに、私ったら・・・
しかも、客引きじゃなくて自らあのチケットオフィスに買いに行ったんだから・・(てか、ややこしいねん!)
ま、ちゃんと回れたから結果オーライなんですけど^^;



↑15時21分発の列車でミラノに帰るべく、少し急ぎ目でストレーザ駅に向かいます。
来るときとは違うルートの街中を通ったら、あらっ、リゾート地ならではのカワイイお土産屋さんがたくさん!ゆっくり見たかった〜〜
もし、次という機会があったなら、ペスカトーリ島だけ行って美味しいごはん食べて、ストレーザでぼーっと何泊かしたい!

←予定通り、ミラノへ。。
しっかし、あづい。。
1時間強、ほとんどウトウトしてしもうた。


ミラノ到着後、一旦宿へ。
オーナーのラウラに来てもらって宿泊税の支払いをし、明朝のタクシーの手配もお願いし、トイレットペーパーもなくなりそうだったので補充のお願いもしました。
こういう点、ホテルとは違っていちいち呼ばないといけないので、不便かな。

お土産等々最後の買い物も完了。20時頃、宿の近所で行きたかったオステリアに行ってみたら、予約でいっぱいと断られ、しょうがないのでフィレンツェで何度も食べていて安心のプロカッチのミラノ店へ。
まずは、名物ミニパニーノを3種類とロゼをグラスでオーダー。
パンはフィレンツェの方が美味しい気がするなぁ。。


←ミラノ店では他にもメニューが色々あったので、ズッキーニのカルパッチョとやらを頼んでみたら、、、
どえらいのが出てきましたww

大きな生のズッキーニのスライスと、ブッラータ、ルッコラ、ナッツ類がてんこ盛り、、しばし呆然。
まさに格闘しながら完食しました。
ロゼを計2杯飲んで、締めて36ユーロ(約4,800円)なり。たかっ。

昼間はまだまだ夏ですが、夜は少し風が出て気持ちよく、これからの荷物との格闘を思うとゲンナリするので、現実逃避な気分でしばし。。。