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<第36回 野菜の中に野菜を詰める、Ripiene(リピエネ)料理> (2009/07/01) <バックナンバー>

イタリア料理には、丸い野菜をくり抜いてRipiene(リピエネ・詰め物)をしてオーブンで焼く料理がたくさんあります。野菜のカタチと、そのものが持つ栄養をそのままたっぷり使う、自然に合わせた料理です。中でも、トマトは最も手軽に使われる野菜の1つで、生だと、サラダ感覚でゆで卵を使ったエッグマヨネーズを詰めたり、オリーブの刻んだものを和えたりと前菜にもよく登場します。イタリアでよく食べられている”カルチョーフィ/アーティチョーク:日本名 ちょうせんアザミ”もその代表的な野菜の1つ。チーズを詰めてオーブンでゆっくり焼いて、繊維質たっぷりな素材そのものが楽しめます。
そんな数ある詰め物料理の中から、今日は、いかにもイタリア料理っぽく手軽に仕上げられる一品をご紹介しましょう。
ヨーロッパでは初夏から出回る、甘みが強くて栄養価の高い新玉ねぎを使い、イタリア人には欠かせないリコッタチーズと”マジョラム”というハーブをあわせます。マジョラムはアロマでも有名な鎮静作用のあるハーブ。ドライハーブでも構いません。

<材料> 4人分 <所要時間> 約30分(うちオーブンが15分)
・新玉ねぎ 2個  
・パン粉 10g 
・オリーブオイル 大さじ1 
・パルメザンチーズ 30g
・マジョラム 大さじ1 
・リコッタチーズ 70g 
・塩・胡椒 適量

1) 玉ねぎの皮をむき、半分に切って沸騰しているお湯の中で5分茹でる。

2) 1)を取り出し冷ました後、内側半分くらいを取り出しみじん切りにする。

3) みじん切りにした玉ねぎとパン粉、オリーブオイル、リコッタチーズ、パルメザン、マジョラム、塩・胡椒を混ぜ合わせ2)で残った器状の玉ねぎに詰める。
4) 200℃のオーブンで15分ほど、焼き色が付くまで焼く。

このお料理は、単品で前菜としてもボリュームありますが、肉料理など脂の多いお料理に合わせると、玉ねぎとマジョラムがすっきりした後味を作ってくれます。 リコッタチーズとは、イタリア語の「RE = 再び COTTA = 煮る」 の名前からもわかるように、 2度ミルクを煮て取り出したチーズで、水分が多く淡白な味わいが特徴です。イタリアではフレッシュなものを買ってはちみつをかけてヨーグルトのように食べることが一般的ですが、リコッタを使ったお料理は、前菜からデザートまでとても幅広く見られ、イタリアの家庭では欠かせないチーズの1つ。 ご家庭でも、牛乳と生クリーム、レモンがあれば簡単に出来上がるチーズですので、お店での購入が難しかったら、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか?リコッタチーズの作り方は、ネット上で簡単に検索できます。ぜひお試しください。

                             
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