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<第37回 肉料理の付け合せにピッタリ、長ネギの白ワイン酢煮> (2009/08/01) <バックナンバー>

今回は、暑い夏を乗り切るために、ボリュームある肉料理に合わせた、とっても簡単な長ネギの白ワイン酢煮をご紹介します。本来、イタリアでは「porro (ポッロ)」(英語名はリーク)と呼ばれるものを使いますが、日本ではおなじみの長ネギで十分代用できます。ネギの白い部分が多いもののほうが、美味しく出来上がります。

<材料> 4人分 <所要時間> 約20分
・長ねぎ 500g 
・白ワインヴィネガー 1カップ  
・黒砂糖 大さじ3  
・塩・胡椒 適量
・エクストラヴァージンオリーブオイル 大さじ1

1) 長ネギを10cmほどの長さに切りそろえ、沸騰しているお湯で5分茹でる。

2) 長ネギすべてが入るフライパンにオリーブオイルと砂糖、ヴィネガーを入れて煮立たせ砂糖を溶かす。

3)1)の長ネギの水をきり、2)に入れてとろみが出るまで約10分ほど中火で煮る。

以上、手間もあまり要らず、20分もあれば出来上がります。長ネギ以外にも小玉ねぎでも代用できます。お酢が、どんな肉料理にもさっぱり感を与えてくれます。
その間に、肉料理もさっと用意できるといいですね。今回は、同時に出来上がる相性ピッタリの牛フィレ肉のブランデー蒸しをご紹介します。

<材料> 4人分 <所要時間> 約20分
・牛フィレ肉 2cmほどの厚さのもの4枚  
・ローズマリー 小4枝  
・ロースハム 50g
・洋からし 大さじ1  
・ジュニパーの実 3粒 もしくは、黒胡椒の粒 10粒
・エクストラヴァージンオリーブオイル 大さじ3  
・ブランデー 大さじ4
・塩・胡椒 適量  
・料理用の糸 

1) フィレ肉の真ん中に水平に切りこみをいれ、間に具が挟めるようにする。

2) みじん切りしたロースハム、ジュニパーもしくは胡椒、洋からしを混ぜる。

3) 2)を1)に挟み、糸で十字に縛り中身が出ないようにして、ローズマリーを挟む。
4) フライパンにオリーブオイルを入れ、塩・胡椒した肉の両面をこんがり焼く。

5) ブランデーを入れてアルコールを一気に飛ばし、蓋をして軽く火を通す。

こちらも15分から20分で出来上がりますので、長ネギを煮詰めている間に完成します。ぜひ、 熱い出来立てのうちにお召し上がりください。見た目も華やかで、ちょっとしたおもてなし料理を20分で作り上げられる、最高のコンビネーションレシピです。 ジュニパーの実(ジュニパーベリー)は、アロマオイルでも活躍するハーブの一種で、お酒「ジン」の香りつけに使われます。心を元気にする刺激的な香りであり、利尿作用や解毒作用、発汗作用があり、肥満の予防にも役立ちます。お肌の油脂を抑えたりといいこと尽くめのハーブですので、もし、手に入った際には、お肉料理等にフル活用してみてください。もちろん、黒胡椒の粒でも十分に代用できます。

                             
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