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<19、20/Aprile(4月)/2002> a Mialno <2002年4月19、20日(金、土)>

アレッツォを発つ日。
朝6時前にフロントに下りると、誰もいなくて真っ暗...... ややっ。
気配を感じてフロントマンが出てきてくれたけど、コンピュータやCATなどを起こすのにも時間がかかるようで、こういうこじんまりとしたホテルの場合は前日にちゃんと言っておくべしでした。反省。

ミラノ駅、大丈夫かなァ....と心配しながら、3時間半の列車の旅を終え、10時過ぎに中央駅に到着。
テレビで見るよりも生々しい無残な姿のピレッリビル。
事故直後、これを見たら誰でもあの忌まわしいテロと結びつけてしまっただろうと思います。
結局、パイロットの自殺説が濃厚....というニュースを聞いたきりで、その後このビルがどうなったのかは分かりませぬ。

事故翌日のこの日は、まだ破片やビルの残骸が広範囲に散らばっていたため、駅前の大通りを含む周辺一帯が封鎖されて、野次馬も多く大渋滞を引き起こしていました。

▽ここからは、町の様子をランダムにご紹介します。

(左)眼鏡屋さんのヴェトリーナ(ショーウィンドウ)。ハンバーガーに眼鏡をはさんでいて、お喋りしてるみたいでけっこう笑えました。
(右)スカラ座の近くにある革小物のお店。高級で高価でなかなか手が出ませんが、クオリティ、デザインともに上質で、いつかはシリーズで揃えたいものばかりです。

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左)イタリアのウェディングドレスは、世界中の女性の憧れの的。スポーザイタリアという見本市も、ここミラノで毎年6月に行われます。レース使いも全体のシルエットもとてもエレガントでロマンティック。
よし、もう一度結婚できたら絶対にイタリアのドレスを着るぞ!!(おいおい)
(右)確かモンテ・ナポレオーネ通りだったかと思いますが、ミラノに限らず中世の街並みの残るところでは、大通りから一本入ると、当時の空気がひっそりと漂う中庭付きのパラッツォ(お屋敷)が並ぶ路地に出会います。そして、中庭の前はこのような門でしっかりと閉められていることが多く、通行人が庭まで踏み込むことはできませんが、それぞれの建物の外観の雰囲気に合った優雅な門を見て歩くだけでも楽しくなります。


お決まりのドゥオーモを真正面から撮ってみました。
やっぱり美しい....
夜のディナーはホテルの部屋で、ラザニアとフリット(揚げ物)各種とビールをテイクアウト(9.16ユーロ=約1,000円)。テイクアウトものはあたりハズレが大きい。お惣菜専門店なら大体は○かな....

宿泊ホテルは、Hotel Demidof。
小さい小さい部屋だけど、まぁ過もなく不可もなくといったところ。
最近改装して何やらジェットバス付きの部屋もあるらしいので、ご希望の方は確認を。
 Via Plinio, 2(地下鉄1号線Lima駅から徒歩2分)
 tel; 02-295-13889  www.milanohotels.com
ミニバー、ドライヤー、TVあり。朝食込みで1泊78ユーロ(約9,200円)。

(左)街角の花屋さん。何でも絵になるワン。
(右)マンゾーニ通りのアルマーニ・カーサの隣りにちょっとしたスペースがあり、そこで時々アート展のようなものが行われています。ちなみにこの時は、バーニョ(バスルーム)がテーマで、真ん中の窪みがバスタブで右の囲いにはシャワーが。ほほ〜っ。

(左)ブレラ通りのオープンカフェでちょっと休憩。この界隈は、お店も行き交う人もちょっとスノッブな雰囲気でお気に入りの場所の1つ。ここでは、サンビッテル(ノンアルコール、炭酸入りの赤いドリンク)をいただきました。見た目はカンパリそのもの。すっきりほの甘〜い。席でいただくとちょっと割高(5ユーロ=約600円)ですが、ポテチなどのつまみスナックが山盛りついてちょっとうれしい。
(右)あるエノテカ(ワイン屋さん)のウィンドウ。やっぱりこれは、日本人に対してアピールしてる?
今回の旅の最後を締めくくる食事はしっかりと、と決めたのがココ。
Antica Trattoria della Pesa。何かの雑誌で見たのを控えてあり、トラットリアというからお気楽に考えて向かったら、入口からしてちょっと入りづらそう。なんてったって”アンティカ(アンティーク)”だもんね。由緒正しきということね。でも勇気を出して入っちゃいます。
ピーンとアイロンされた真っ白なリネンに包まれたテーブルの間を、しかも1時だというのに誰もお客さんがいない中、奥へと通され、恐縮しながら席につく。メニューを開いて更にびっくり。た、高い!アンティパストもプリモも最低10ユーロ(約1,200円)から。しかし、ここは度胸を決めて、慣れた態度で順にオーダー。ふぅ〜。
(左)アンティパスティ ミスト(前菜の盛り合わせ)で出てきたのが、生ハムやサラミなどの盛り合わせと、てんこもりの野菜のピクルス。これは初めて。たくさんは無理だけど、程よい酸味が胃に優しく入っていく。これは美味しい。
(右)このお店のスペチャリタ(お勧め料理)を、と言うと間髪入れずに”オッソブーコ”と返って来て、確か子牛の骨髄が...狂牛病は....とちらっと頭の隅をよぎったけれど、食べたい欲求には勝てないものです。”dal 1880(1880年創業)”の看板を信じていただきました。
美味い!美味い!オッティモ〜〜〜〜!(最高!)添えられたリゾット アッラ ミラネーゼも今までで1等賞をあげたいくらい、リゾ(米)の固さといい、バターと白ワインのバランスといい、上品な香りといいペルフェット(完璧)でした。赤ワインを4分の1リットルとアクア(水)とカッフェでしめて42.8ユーロ(約5,000円)!! あぁ贅沢...でも満足。
 Via Pasubio, 10 (インテリア小物のHighTechハイテクの前の通りをひたすら西方向へ)

最後の最後まで食い意地は切れることなく...(照)
中央駅の高架脇に(ちょっと死角になっていて目立ちません)あるジェラテリア。ミラノ1美味しいと有名だとか。
今までなかなか時間が合わなくて、やっと食べられるぅぅ(涙)
シニョーレもおばあちゃんも、大きなケース単位でどっさり買って行く姿に期待もどんどん膨らんで....
悩みに悩んでNocciorato(ナッツ味)を選びました。刻んだ大粒のナッツの実が入っててこれまた美味しい!イタリアのジェラートは、ミニカップでも大盛りで入れてくれるのでこれだけでもうお腹いっぱいになります。クリーム系の方がお勧め。
午後の方が確実に開いているようです。10月から2月までは休業。

第7回目の買いつけ日記、これにておしまいです。
次回は、全く未定です。
バックナンバーのイタリア地図も、訪れていない場所がかなり顕著に浮きあがって参りました。
さてさて.....      (完)

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