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<16、17/Ottobre(10月)/2005> a Milano e Vicenza <2005年10月16、17日(日、月)>

7時無理矢理起床。だんだん目覚めが悪くなってきたぞ。
今日は、ヴィチェンツァのMARIを訪ねる&当店人気のアロマチョコの買い付けをする予定。
ホテルの充実朝食をたーんといただき、8時すぎに出発です。

ホテルから徒歩3分ほどでドゥオーモ広場へ出ます。朝陽を受け、まさに後光が指しているかのような美しさに、思わず足を止めました。あぁ、年に2度来るたびに、ほんのちょっとずーつファサードの幕の面積が小さくなってはいるんですが。。。
工事が始まってちょうど3年ほど。来年の今頃完了ってところでしょうか。

そして、今回の旅で唯一の冷や汗事件が。
ミラノ中央駅で8時55分発のヴェネツィア行きユーロスターに乗るべく、何番線ホームか表示されるのをぼぉーっと待っておりました。パタパタ式掲示板とテレビタイプの両方を、何度も何度も確認するも、時間と行き先だけでホーム表示がいつまでたっても出てこない。そのうち、8時50分頃になって、テレビ画面の方だけ「8:55 ES VENEZIA」ごといきなり消えた!え!?なに?
その辺に立ってる駅員たちに聞いても、みんな分からなくてあの人に聞けだの、インフォメーションに行けだのたらい回し。 インフォメーションに行ったら大行列の大混雑。そのうち、出発時刻はとうに過ぎ、半泣きで再度構内に戻って、他の駅員と色の違うジャケットを着たシニョーラを発見。彼女に聞いてみると、どうも他の駅から出るらしく中央駅からは出ないとのこと。案内所を教えてもらってそこへ行くと、昨日と今日だけヴェネツィア行きの列車はほとんどが地下鉄2線で4駅目のLAMBRATE駅から出るそうで、次の便はなんと10時25分発とのこと。ノンチクレード!(信じられない!)既にこの時点で9時20分。地下鉄に向かいながら、携帯でMARIに連絡を取ろうとするも、彼女は今朝はミサに出ているはずでつながるわけもなく......。あぁ、泣きそ。
地下鉄を降り、すぐ向かいのイタリア鉄道の駅に9時37分に到着。テレビ画面を見るとちょうど9時31分発の急行が遅れて到着したところで点滅中。しかも、10時25分発なんて便はないぞ!迷わず急いでホームに駆け上がり、飛び乗り、結局45分に出発。ふぅーーーっ.....。せっかくユーロスターの席を予約したけど、ちょっと無駄になっちまいました。予約席がないので通路の補助椅子に座りながら、色々思い返すに、そういえばいつもは見かけない張り紙が張ってあったなぁ.....とか、テレビ画面にもなんらかの表示は出ていたのかも知れないなぁ...とか、アナウンスでもヴェネツィア行きがどうとかって言ってたなぁ...、でもエコーがかかってほとんど聞き取り不能で、まさか他駅から出るとは思いもしないよなぁ.....、でも結局私のダメダメ理解力がいけないんだわ....などと、うだうだ落ち込んでおりました。車中でなんとかMARIとも連絡が取れ、ちょうど1時間遅れでVICENZA駅に到着。


▲ちょうどこの日は、MARIが住んでいる町の教区で『模範的な日曜日(La Domenica Esemplare)』という催しがあり、レクリエーションやディスカッション、ミサのあとに皆で昼食会を行うのでぜひ一緒に、ということでお邪魔させていただきました。大人と子どもで約350人の住民が一同に介してのお食事会。気後れするかしらん、という心配はすぐにどこへやら。とにかく賑やかで楽しいひとときを過ごすことができました。田舎町のコミュニティ生活を垣間見ることもでき、MARIの提案に大感謝!昼食は、会費で用意された前菜、パスタ、またそれぞれのお宅からの持ち寄りの手作りドルチェや食後酒など、けっこう充実でしかも美味い!!

食事会の終盤に我々だけ抜けさせていただいて、アロマチョコの買い付けに行ってきました。去年郊外にオープンしたばかりの手作りショコラ店、Le Rotte del CacaoはMARIが見つけてくれて、チョコのセレクトも彼女にまかせていたのですが、今回はどうしても直接ご挨拶したくて念願がかなうことに。奥さんのパオラがショコラティエで、お店を仕切るご主人と助っ人のお母様との3人4脚で運営されています。二人ともとーってもシンパティチ(いい人)!お店もかわいい!チョコたちも美味しい!

夕方5時発のユーロスターに乗り、ミラノに戻ります。戻りの到着駅もやっぱり、中央駅ではなくLAMBRATE駅ね....。
ホテルに戻り、フロントで、日曜日も開いている近くの美味しいリストランテを聞いてみました。 すると、”Trattoria Milanese”と即答。なぁんか聞いたことあるなぁ...と教えられた道を行くと、見覚えのある店構え。去年の3月に日曜のランチを食べたところでした。ほほぉ、こんなに近いなんて、これからひいきにしなくちゃ。
が、しかーし、既に満席で20分待ちとのこと。少々疲れていて早いところホテルに戻りたかったので、断念。残念。

どうしよっかぁ....とぶらぶら歩いて行き着いたのがドゥオーモ広場に面したカフェ。パニーノでいっか、と寒いけどテラスに座ってビールと一緒にいただきました。工事中でなければ、ファサードがもう少しライトアップされてきれいなんですが、今は街灯3つだけでちょっとさみし。。

17日月曜日。今日は帰国の日でございます。
あぁ、せめて1ヶ月滞在したいよぉ....。

いつもなら、出発が夜便の場合はそれまで近郊の町に繰り出すところ(今回もぎりぎりまでジェノヴァに行く気満々でした)ですが、寄る年波に勝てず(?)疲れたためのんびりミラノで過ごすことにしました。
こちらは、ミラノを訪れる人が誰もが足を運ぶガッレリア。私も大好きな場所です。そこに、あのGUCCIが世界で唯一のカフェ(05年10月現在)をOPENしたというので、早速偵察に行ってきました。やっぱりなーんかおしゃれだわぁ....。客人たちもいわゆるモード!な人ばっかり。そしてふふぅん....と通り過ぎる.....。



▲八百屋さんの店先は相変わらず季節感いっぱいで美しく、ついつい足が止まります。パスティッチェリア(菓子店)もその店らしさを競うかのように、美しいディスプレイで見ているだけで幸せになります。ちなみに、右のウインドウは、モンテナポレオーネ通りの老舗高級カフェ、COVAのもの。


▲さぁ、この旅最後を飾るプランツォ(昼食)です。ここは、宮本さやかさん著「北イタリアで美味しいものを食べる」で”オッソブーコの美味しい店”で紹介されていました。店内は、夜なら絶対1人では入れないであろうクラシックでエレガンテなムードで満たされています。ピシッと糊のきいた真っ白なリネンが眩しいほど。席を案内されてメニューを開くと、思わず苦笑。イタリア語の下には英語と日本語表記が印刷されています。どうも私の場合、イタリアのリストランテで出会う日本語表記にあまりいいイメージを持てないんだなぁ....。聞いてみると、夜は毎日のように2テーブル分の日本人客が来るそうな。けっこう高級店だから、駐在ビジネスマンの接待用、といったカンジかしら。
気を取り直して、赤ワイン(デキャンタがないのでグラスで好きなだけというシステム)と本日のスープ(ズッキーニとポテトとキャベツのスープ)と、もちろんリゾット添えオッソブーコをオーダーしました。スープは最高。ほっとしてかつ上品。野菜スープ特有の粗野な感じが全くない洗練されたお味でした。オッソブーコもさすがに美味しい!まさに骨の髄までなめるようにしていただきました。ただ、リゾット アッラ ミラネーゼが一口目は美味しい!と思ったものの、少し塩がきつい。同じミラノ伝統料理が美味しい老舗店なら、やっぱり我がお気にのAntica Trattoria della Pesaがペルフェット(完璧)かな。


▲食後にカッフェをたのんだら、素敵なアーモンド菓子がついてきました。こういうのって、けっこううれしいんだなぁ..(なんて現金)。お会計をどきどきして待ってたら、案の定56ユーロ(約7,800円)なり。しかもサービス料なしでこのお値段よ。だって、オッソブーコだけで23ユーロ(約3,200円)だもんねぇ〜。カード払いでチップを5ユーロ書き込んでしめて61ユーロ(約8,500円)!!きゃーっ、贅沢っ。
続々とビジネスマンらしき数人連れが入ってきました。野菜のフリットも美味しそうだなぁ....。(もう二度と来れないよっと言いきかせつつ)
ALFREDO GRAN SAN BERNARDO
Via G.A.Borgese,14 (地下鉄最寄り駅なし。ガリバルディ鉄道駅から東に1.5キロほど。チェントロからタクシーで6ユーロほど) tel; 02-33-19000  日曜休

これにて、2005年秋の買い付け旅日記はおしまいです。
今回は、初めて、ミラノ駅からマルペンサ空港へのリムジンバスで、名残惜しさに思いふけることなく乗った瞬間に爆睡してました。疲労の度合いをひしひしと感じた次第です。あと何度こういうカタチで渡伊できるか分かりませぬが、皆様末永きご声援のほど、よろしくお願い致しまする〜

Continua.... forse... (つづく。。多分。。) ←なんか気弱?

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