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<21/Febbraio(2月)/2005> a Milano e Lodi  <2005年2月21日(月)>

朝から小雪がちらつき、こりゃまた寒くなりそうな気配が.....。
チェックアウトをして荷物は預けたまま、まずはゆっくりドゥオーモ詣でと行きませう。ファサードは相変わらずこーんな状態。かれこれ2年半になりますかねぇ...。ただ、尖塔部分の幕がちょこっと取れていたので、あと1年くらいかなぁとふんでます。(ながっ)
▲10時発のアンコーナ行き普通列車に乗り、目指すはローディへ。昨夜かなり雪が降ったようで、ミラノを出た途端に車窓の景色が一変!一面真っ白!30分後到着したローディの町も、もちろん真っ白。しかもずんずん降り続く...。さっぶ!
鮮やかな赤い壁がかわいい駅を背に、ぐしゅぐしゅになった道に注意しながらまっすぐ進むと、町の中心ヴィットリア広場に出ます。
この町で一番の見所らしい、インコロナータ教会。広場からも通りからも鐘楼だけは見えるのだけど、入り口が分からないー。
立ち話していた2人のおばさまに聞いたら、「そこよ!そーこ!」と2人して、民家に挟まれた目の前の質素な扉を指さされて、おほほほ。
中に入ると、ほぉーーーっと一瞬言葉を失います。小さな八角形の内部は、壁から天井まで一面が色鮮やかなフレスコ画と金色の装飾で覆われており、まるでこの町中の資産がここにぎゅっと詰まっているのかのよう....。なんでもロンバルディア・ルネッサンス様式の作品の中でも最も有名なものなんだそうです。そんな貴重な遺産が、半径600mにも満たないこんな小さな町の路地の一角に何気なく存在していることにもまた感動。これだから小さな町訪問はやめられませぬ。

ヴィットリア広場に面して建つローディのドゥオーモ。時計塔がやけに幅を利かせてるなぁ。。と思いつつ。。
しんしんと更に降り続く雪。さすがに広場も人がまばらです。とにかくさぶい!!!
月曜なので、思った通りお店はほとんど休業中。パスティッチェリア(お菓子屋さん)にブティックに靴屋さんにエルボステリア(ハーブ屋さん)....。どの通りのお店もおしゃれでこぎれいで、町自体の豊かさを表しているような印象でした。
お目当ての1つだったローディ産チーズにも、行き着かぬまま1時間で散策終了〜。寒さと足下の悪さにめげてしまった弱っちい私。1時間半も先の列車を駅構内のBARでひたすらじーっと待つのでありました。。。(涙)
ミラノに戻り、サン・バビラ広場にほど近いリストランテ兼ピッツェリア「ペーパームーン」に初めて入ってみました。日本語メニューがあり、まずはそれを渡されます。でも、一度どこかのお店で、掲載メニューが少なかったり高かったり名前がちょっと違ったりというひどい日本語メニューを見てからは、絶対に「イタリア語のを」とお願いすることにしています。今回最後のランチなので、生ハムの王様と言われる”クラテッロ”盛りを少しと、季節のオススメ料理の中からカルチョーフィ(アーティチョーク)のリゾットをいただきました。味は、コズィコズィ(まぁまぁ)、かな。ワイン4分の1とカッフェでしめて28.5ユーロ(約4,000円)はちとお高め感あり。それでも、人気なのかかなり混んでおりました。

ホテルに戻ろうとドゥオーモ駅で降り、改札を出たところで、日本人の20代前半の女の子たち7〜8人がPOLIZIA(警察)らしき男達4人と何やらもめてる様子。女の子の1人が「日本人の方ですか?」と私に助けを求めてきました。イタリアは初めてでミラノに着いたばかりの彼女たち。きっと今日は地下鉄に何度も乗るからと1日券を買いました。最初の改札に入る際にどうしていいのか分からず、改札口にいた駅員に切符をちらりと見せたら、行って良い良いポーズをしたので、機械で打刻をせずに全員通り過ぎました。ドゥオーモ駅に着いて改札を出てすぐ、たまたまいたPOLIZIA達に切符をチェックされ、打刻をしてないじゃないか、罰金1人100ユーロを払えと言われました。あんまり法外な金額でびっくりして、パスポートを見せたり、1人何とか英語の分かる子が文句を言ううちに、今度は50ユーロでいいと言い出しました。と、こういうことなんだそうです。もちろん、打刻をしなかった彼女たちに非があるわけですが、100や50ユーロの高額罰金を、しかもその場で払えというのは絶対おかしいと、なけなしのイタリア語でぶぅぶぅ言っているうちに、こりゃどうにも話がかみ合わないと諦めたのか(苦笑)、1枚ぺらっと書類を渡され、ここではもういいから日本に帰って払いなさいと言われて4人は去っていきました。ちゃんちゃん。んなの、払うわけないんだけど。みんなけっこうカワイイ子たちばかりだから否が応でも目立つし、しかも誰も何も知らないし、ちょっと不安な集団でした。1日券の使い方を一通り説明して、別れてホテルに戻る途中、言い忘れたことを思い出し、胸騒ぎがして走ってドゥオーモ広場まで戻ったら、今度は、さっきの騒ぎの最後に親切そうに片言の英語で話しかけてた男にぞろぞろついて歩いてる.....。彼女たちを呼び止めて言い忘れたことを言ってるうちに、その男は何か言いながら去っていきました。あぁ、そんな危なっかしい彼女たち、無事に旅を終えてちゃんと帰ってきたかしらん.....。
というわけで、若き麗しき日本人女性の皆様、くれぐれも狙われないよう気をつけて下さいね。今となっては、彼らが本当に警察官だったのか、ただの偽装泥棒かよく分かりませぬ。それから、切符の打刻は忘れずに。1日券は最初に改札を通るときのみ打刻をし、後は駅員さん(がいれば)に見せるだけでOKです。

次回の買い付けの旅は秋を予定しています。いつになく、ブランクが長くて既にむずむずむずぅぅぅう。

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