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<14、15/Marzo(3月)/2004> a Milano e Vigevano <2004年3月14、15日(日、月)>

そろそろ疲れもたまってきたのか、珍しく7時半まで爆睡。お天気もどーんよりして、肌寒い。
ゆっくり朝食を食べ、日曜日でお店のお休みも多いので(とは言ってもミラノの場合は開いているお店も多いです)、ちょいとお散歩に。

▲初イタリアの際に入ったっきりご無沙汰していたブレラ美術館に行ってみました。こちらは月曜日がお休みです。
ナポレオン一世の銅像に迎えられ、美しい2層の柱廊に囲まれた中庭を通ってすぐの左右に分かれる階段を上がり、2階の絵画館フロアーへ。ここには15〜19世紀のロンバルディア派とヴェネツィア派の作品が中心に展示されています。ヴェネツィア派ですぐに思い浮かぶのはマンテーニャやティントレットで、特に、横たわったキリストを足側から描いたマンテーニャの「死せるキリスト」の前には人だかりができていました。私も、この独特な構図と描写に引き込まれて、長い間見入っていました。この美術館も撮影一切禁止。右上の修復用の大仕掛けの装置を見て、おおーっけっこう近代的じゃないですかと感動してそっと撮ったら係の人に見つかり叱られました。てへっ。とにかく40室もの広い館内は、実に見応えありです。そういえば、去年の5月に両親を連れて来た折り、夫の両親が2人でここを見て回り、ミラノで1番素晴らしかったと感動しておりました。
日曜は食事どころはお休み多し。だから、日曜も開いていて美味しくてお手頃なお店はとっても混みます。
ここトラットリア ミラネーゼも12時半に行った時点でけっこう賑わってました。見かけが悪いので撮らなかったのですが、レンズ豆と野菜のズッパ(スープ)はこれまたほーーっとする優しいお味。イタリアに来るとどうも肉系が多くなってしまい、お腹も疲れ気味。そんなときにはぜひズッパをどうぞ!
←こちらはどどーんとコトレッタ(カツレツ)の盛り合わせ!仔牛やら鶏のミンチやらナスやらとてんこ盛り!あーあ、また量多すぎ。。ノルマーレ(普通)って言ったくせにぃ...そういえば、お皿置いたときにちょっとにやっと笑ってたぞ、あのカメリエーレ。でも美味しいから許す。ほとんど食べちゃったし。うっぷ...ドルチェまでは到底行き着かず、白ワインとお水とカッフェで30ユーロ(約4,000円)。まずまずですな。
TRATTORIA MILANESE
Via S.ta Marta,11(Torino通りの北側に一部平行に走る通り)
tel:02-8645-1991

                              *
そしていきなり翌日の最終日に突入です。
帰りの飛行機は夜便なので、夕方までどこか近郊に行こうと模索していたところ、ミラノ周辺の主要どころは軒並み月曜がお休み。本当はパヴィアに行きたかったのだけど、メインの見所のパヴィア僧院がお休みとのこと....
結局、近くてドゥオーモもきれいそうなヴィジェーヴァノに決めました。

地下鉄2号線のポルタ・ジェノヴァ駅で降り、真正面の国鉄ジェノヴァ駅で乗り換えます。時間帯によっては1時間に1本しかなく、運良く発車2分前に乗り込めました。途中深い霧に包まれて、いいお天気を予感させるけど立ち往生するんじゃないかとちょっと不安....。おまけに、いくつ目の駅で降りればいいか分からなくて、「次は何駅〜」ってアナウンスがあるわけでもなく、ホームに駅名も書いてなかったりで、停車するたびに車内の人に「ヴィジェーヴァノは次?」「ここじゃないの?」と念押し確認。
結局、各停で6つ目、時間にして35分ほどで到着。駅前は予想外に賑やか目。

▲駅前から伸びる道をまーっすぐ歩き、小さな門を越えると、間もなくこの町の中心であるドゥカーレ広場に出ます。広場を見守るようにして建つドゥオーモは、まるで舞台セットのようなたたずまい。ファサードが軽く弧を描いていて、バロック様式の優雅さを更に際だたせています。内部も金がぜいたくに散りばめられた装飾で豪華で美しい〜。小さなクーポラから差し込む光と壁天井を覆うフレスコ画の優しい色調により、堂内は明るく清々しい印象。

▲長方形のそれほど広くはないドゥカーレ広場ですが、3方を囲むポルティコ(柱廊)と星形模様などの石畳が特徴。かのレオナルド・ダ・ヴィンチが設計したとか。ポルティコのある建物は、よく見ると壁に赤を基調とした細かい模様のフレスコ画が描かれていて、それも広場に花を添えている気がします。町の人たちはみんなここに集まるって感じでとても賑やか。建物の1階はすべて店舗で、月曜休日がほとんどでしたがバールやカフェは開いていました。

▲広場の突き当たり近くから小さな階段をあがるとすぐに、カステッロ(城)とブラマンテの塔の入り口があり、あいにく塔は月曜はお休み。どうも上にも登れるようで、そこから広場を見下ろせば星形模様もよりきれいに見えるんだろうなぁ...と残念。ツーリストインフォメーションも塔の中にありました。広大なカステッロの敷地の中には他にれんが色のドゥカーレ宮殿や、右写真の15世紀に作られた元馬屋、元地下鉄の通路などが公開されています。
広場に戻ってブラマンテの塔を振り返ると、ちょうどそこには日産マーチ(欧州では”マイクラ”、イタリアでは”ミクラ”と呼ばれてます)がうまい具合に停まってる。けっこう絵になってるじゃん!
ヴィジェーヴァノ滞在時間2時間強。1時半にはポルタ・ジェノヴァ駅に戻ってました。せっかくここナヴィリオ地区での下車なので、お昼は運河沿いにあるピッツェリアに行ってみました。たっくさんのメニューの中から、”トマトと生ハムときのことモッツァレッラ”をオーダー。1種類の大きなピッツァを1人で食べなきゃいけないので、ついいくつもトッピングがあるものを選んじゃいます。これで8ユーロ(約1,000円)。
でも、薄生地だから割とぺろっといただけます。あ、端っこの固いとこだけぐるりと残したけど。
生ビールとカッフェでしめて14ユーロ(約1,900円)。

PIZZERIA PREMIATA
Via Alzaia Naviglio Grande,2(ポルタ・ジェノヴァ駅から正面大通りを運河まで歩き、V字に右に曲がる)

夜20時45分マルペンサ発の便だけど、もう動き回る元気もなく、17時過ぎには空港に着いてました....。
でも最近は3時間前からチェックインできるし、更に今回はビジネスだからチェックインすら並ばずに済む!あーなんて幸せ。しかも商品の発送代をケチって(ウソっ、割れ物が多かったから!)手荷物が異常に重くなったけど、機内に持ち込んでクロークに納めていただけました。あー、ほんとクセになっちゃうー。
しかし、エグゼとの運命の出会いはついに起こらず....(もーいいってば)。

次回は9月決行!の予定です。


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